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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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まだ、考えがまとまった訳ではありませんが、最近、理系とか文系とかを分けた教育、分けた就職、分けた人生設計という事に、ちょっと疑問を感じつつあります。特に、ITをやっていて、最近の新しいITによるビジネスに、単に理系の頭では解決できない問題が発生しそうだ(している)と思うようになりました。

さらにこの考えを進めていくと、技術大国ニッポン、技術立国ニッポンの持つ危うさ、のようなものにも発展して行きそうなのですが、今のところはそこまでの論理立てができていないので、まずは、理系・文系の基本的なところから・・・。

明確にするために、英語の辞書を引くと

理系 ・・・・・ Science
文系 ・・・・・ Humanities

とあります。日本だと、経済学や法学、政治学、経営学も文系に入りますが、Humanitiesではないよな、と思いませんか。言葉の上だけだとそうなりますね。純粋なHumanitiesは文学とか哲学ぐらいになってしまうような、気がします。

Wikipediaでも、そのことは記載されていて「文系と理系」にあります。Wikipediaでは、この分類は(日本の)高校の履修科目を分ける便宜上のもので、人文科学(人間)、社会科学(社会全般)、自然科学(自然全般)と分けるとしています。しかしこれも、都市工学や金融工学などだと、この3つに分けられない様に思われます。

現在の IT も必ずしも、工学部の情報処理学科だけでは済まされない、幅の広い分野だと思います。たとえば、検索(サーチ)の分野でなにかをしたい(学問でも商売でも)という場合、サーチに関する、数学的な立場からの研究をしたPh.Dと、新しい経済環境を作り出す、経済学のPh.Dや実際の経営の為のMBAが必要になるのではないでしょうか。

いまのところ、たとえばGoogleであれば、エリック・シュミットもラリー・ページもセルゲイ・ブリンも、コンピュータサイエンスのPh.Dぐらいですが(それでも、すっげーですけど)、彼らのやったことは新しいビジネス・経済環境の創造でした。今後は、新しいビジネスをITで展開する時には、高度な経済学・コンピュータサイエンス・MBA、もしくは本来の「Humanities」を理解し、創造できる人材が必要でしょう。

サンの内部でも、大学でコンピュータ・サイエンスや数学のマスターやPh.Dを取っているのに、さらにMBAを取得しているひとがたくさんいます。私の友人のインド人は、数学のマスターをもっているのに、土日に通学(オンライン)するMBAのコースを取得し、さらに、国際コミュニケーション学もやっています。まだ30代前半なので、おそらく今後は、サンを出て会社を興すのでしょう。

さて、こんなことからも、自分の能力を理系だとか文系だとかに限定してしまう事は、あまり意味がないように思われます。当然、他の人に負けない専門分野を持つことも重要です。ITの分野なら、検索技術とか、並列処理技術とか、高度なプログラミング技術とか、たくさんあります。これだけではなく、世界情勢とか現在の世界経済の動きとか、消費者が本当に望むITサービスとかを分析・理解・創造することも必要になると思います。

単に高校の時、履修コースが理系だったから、私は理系、これで一生メシが食えると思っているのは、短絡すぎるように思われます。

え。お前はどうなんだって?うぅーん。でも、勉強してますよ。でも本当は、大学や大学院に行って、他の人たちとも話をしながら学びたいですよね。大学院の土日講座なんていうのも、作って欲しいものです。もう、あるのかも知れませんが、リタイアした人用の教養講座だとかだと、困るなぁ。

とおる

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高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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