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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

« 2007年1月18日

2007年1月20日の投稿

2007年1月21日 »

MegaMac が話題になっているので、じゃ私は朝マックのスペシャル、マックグリドル、食べてみました。 
 
「う~ん?!」

内容としては、ソーセージエッグマフィンのマフィンを取り外して、メイプルシロップが染み込んだパンケーキではさんだ物です。グリドルというのはパンケーキを焼くフライパンみたいなやつの事です。マクドナルドには、ホットケーキという名前でパンケーキがあるので、ソーセージエッグマフィンとホットケーキをオーダーして、同時に食べたのと同じ状況・味覚。

ではあるが。

とてもいい感じのメイプルシロップの甘みとソーセージのうまみと塩味が溶け合って、(ふにゃ~)なんとも言えない味。しかも、パンケーキのもっちり感とソーセージ、卵、チーズ、それぞれ異なるもっちり感で、全然、まずくないんだけど、うぇー、なんなんだこれ。

たぶん日本マクドナルドは米国本社からのプレッシャーで販売を始めたのではないと思われます。味覚は嗜好であり、全世界、国ごと地域ごとに異なる事は、米国本社はわかっているはず。ということは、日本マクドナルドとしては、これは受けると確信したんでしょうね。米国本社も「やってみたら」と言ったかもしれない。でもどうなんだろう。しょっぱ甘いんだよ、朝から。

米国の朝のメニューには、マックマフィンも、マックグリドルもあるようです。最近米国に出張にいかないので (もう、いい加減飽きた)、マックグリドルは知らなかった。

■□■□■□

このマックグリドルを食べながら、なんか私のやってる仕事に似てるなと、ふっと感じました。海外で作ったソフトウェア製品を日本内で販売する仕事です。米国本社の思惑と日本のお客さんの要求が、ずれている、お互いに理解できない、でも、自分の言っていることが世界の常識だと思っている。大別するとこんな感じです。

1.日本語化

米国側の担当者が変わるたび、いつも口をすっぱくして一から教えなおすこと。それは、「日本のIT技術者は、日本語のマニュアルが必要。」ということです。特にいままで日本向けのビジネスをしたことがない担当者の場合、理解させるのがたいへんです。日本を除くとドイツでもスウェーデンでも最近はフランスでさえ、ITのプロは英語が使えます。

理由は簡単。ITの教科書が英語だから。技術の急激な進歩で、いちいち本を翻訳している時間がない。英語の本を買って英語で読んだ方が早いし、技術系のWebサイトはまず英語で立ち上がり、情報も英語なら豊富です。

また、世界中日本の製品が蔓延していますので、世界中を日本人のビジネスマン(ウーマン)が飛び回っているはずで、英語ができないわけがないだろう、と言うのです。どうも、最初しつこく日本語化を言うと、私が日本での点数稼ぎをするために要求していると勘ぐられたりします。

2.品質 

品質が良くて当たり前の国にいると、品質が悪い事は絶対悪に思えます。想像していただくと解ると思いますが、一番品質要求の高い日本に標準を合わせるのは、かなりたいへんです。特にミドルウェアと呼ばれる、OSとアプリケーションとの間を取り持つソフトウェアは完璧な品質は不可能です。OSの状況、アプリケーションの内容、システムの構成により、状況が千変万化するからです。

ソフトウェアのテスト手法は1980年代に確立されており、自動化も進んでいますので、何万ケースというテスト項目を自動的にぶん回し、また、テストの専門家がテスト項目に従って確認、検査、バグつぶしをしていきます。

それでもお客様先でバグが出ます。ミドルウェアソフトウェアの製品を IBM でもサンでも担当して、もう18年になりますが、どちらの会社にいたときも、お客様から「おたくの会社はテストしてないんじゃないの。」と、何回も何回も言われています。目の前でトラブッているので言い訳はしませんが、なかなか難しいし、困った問題ですね。

今後はオープンソース化の利点を使って、お客様や関係会社と協力して改善をしていけたらいいなあ。

3.バージョンアップとサービス終了

これも困るんですよね。バージョンアップしないと、機能改善やパフォーマンスの向上はできません。でも、こちらでバージョンを上げても、お客様側がバージョンアップしない。「いまは正常に稼動して困っていないから、なんでバージョンアップする訳?」と聞かれます。

「古いバージョンはサービスを提供できなくなるからです。」と言っても、ご理解いただけない。お客様は当然「???」ということになります。「我々が使い終わるまで、サポートするのが当然でしょ」と言われてしまいます。

 

なぜかというと、ソースは残っていても、書いたプログラマが、大概、残っていないからです。2バージョンぐらいをサポートするのが、やっとなのです。日本以外では、特に優秀なプログラマの場合、ずっと同じ会社にいることはまれです。引き抜きや自分からの転職をします。米国でも、インドでも、中国でも、ドイツでも同じ。ひどい場合は、プロジェクトの途中でも、最悪はプログラミングの途中でも辞めます。

ふ~っ、これもオープンソース化に期待しようかな。

■□■□■□

以上、外資のIT企業でソフトウェアを担当するものの「愚痴」でございます。ここまでお読みいただいた方、お付き合いいただきまして、ありがとうございます。 

m(_ _)m

ちなみに、私、米国のマクドナルドの朝メニューでは、ソーセージ、エッグ&チーズビスケットというのが一番好きなんですが、日本マクドナルドの皆様、マックグリドルもいいけど、ビスケットの方を出してもらえませんか???

とおる

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高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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