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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

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2006年4月14日 »

オルタナティブ・ブログの投稿者の多くの人たちが、ITの業界では外来語や英語が多すぎるというご意見をされているので、私もちょっと。。。。。

私はIT業界に入って以来、ずっと外資系なのですが、たしかに英語や外来語が多いし、製品やマニュアル(これも外来語ですね。)を翻訳する際に、特に製品名や概念を漢字を使わずカタカナにしてきた担当者のひとりです。そういう意味では反省するところが多いのですが、逆に漢字に訳すと「変!」になってしまうことも多く、カタカナや英語表記のままというのは、楽な逃げ道でした。

製品名などは特にそうです。たとえば、「顧客情報管理システム」という製品が日本アイ・ビー・エムさんから販売されていますが、これは実はCICSという製品の日本語訳です。おそらく、もうこの日本語は使われていないとは思いますが。

製品名が英語表記なのは、ひとつには、製品名の全世界共通化という理由もあります。国によって製品名の表記が異なるのは困るとの判断だと思いますが、でも、自動車など国によって名前が違ったりしますので、絶対的な理由にはなり得ないようです。

結局のところ、日本語には「カタカナ」という便利な表記文字があり、また、私のような担当者の「漢文の素養」のなさが、概念的な用語も含んで、日本語化できなかった理由でしょう。昔なら、たとえば、西周(にしあまね)というひとが「Philosophy」を「哲学」という翻訳語にしたような本来の日本語化ができたのですが、現在、なかなか、英語と漢文の両方の知識を豊富に持ち、新しい言葉と概念を結びつけるような事ができるひとは少ないでしょう。

しかし、外資系の製品担当者は一生懸命マニュアルを翻訳し、製品の画面の翻訳に努力してきました。結果として、一応、日本語でシステムを構築できるようにはなりました。これはこれで良かったのですが、良い面だけでなく、日本語化の弊害として、IT業界では国内ならほとんど日本語で済んでしまうため、英語のページを読まない、といったことから、インドや中国のように海外から案件を受注する動きが日本のIT業界ではあまりない、といった大きな問題にまで及んでいます。情報の隔離が進んでしまったとは言えないでしょうか。

Web2.0の特徴のひとつとして、サンでは、「参加の時代」と言っていますが、こちらから世界に発信することによって、Web2.0の新しい展開があると思います。しかし、それには英語の読み書きが(本当はそれに聞く話すも含まれると思いますが)不可欠だと思います。しかし、現状で日本のIT業界が世界に発信していく土台はあるのでしょうか。

ということで、今日のタイトルの「英語の反乱」は私のかな漢変換の間違いとだけは言い切れないなあ、と思いました。

とおる

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高橋徹

高橋徹

現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。

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