<若手ビジネスマン必見!>中小企業診断士の受験をオススメする4つの理由
11月も今日でおわり。師走突入ですね。
今年1年間を振り返り、来年に向けて新たな目標を
考えるこの季節、「資格でもとろうかな~」と
悩まれている若手ビジネスマンも多いと思います。
そんなビジネスマンの方へぜひオススメしたい資格が
中小企業診断士。 国家資格の中でも会計士や弁護士と
比べて知名度の低いこの資格ですが、ビジネスマンの
基礎体力作りにはもってこいの資格です。
今回のエントリでは、2013年にこの資格を取得した
僕がその魅力について徹底解説します!
そもそも中小企業診断士ってなに?
中小企業診断士はひと言でいうと「経営コンサルタントの
国家資格」。公認会計士や弁護士、税理士と並び「士業」
と呼ばれる資格の一つです。
他の士業と比べて比較的難易度は低いとされており
ビジネスマンが働きながら取得に挑戦できる
代表的な資格としても知られています。
(資格難易度ランキングより)
65歳以下の合格者のうち独立している人は1~2割
程度といわれており、大多数はサラリーマンとして
大手企業などに属し幅広い知識を活かし課題を
解決する「企業内診断士」として活躍しています。
【理由①】 ビジネスの基礎知識を
徹底網羅しているため
中小企業診断士が学ぶ領域は、とにかく幅広いです。
一次試験の科目を並べると、以下のとおり。
(1)企業経営理論(経営戦略、人事、マーケティング)
(2)財務・会計
(3)運営管理(生産管理・店舗管理)
(4)経済学・経済政策
(5)経営法務
(6)経営情報システム
(7)中小企業経営・中小企業政策
科目名を見れば一目瞭然ですが、ビジネスマンの
基礎知識として活きるものばかりなんですよね。
経済学部を卒業して商社に入社した僕を
例に挙げると、入社以来苦手意識を抱いていた
「法務」の知識を、資格取得を通じて叩き込んだことが
その後の働き方に与えた影響は大きいです。
「期限の利益喪失」、「瑕疵担保責任」など受験前は
契約用語を見るだけで頭痛がしたものですが、
この抵抗感を取り払えた点は非常に助かっています。
【理由②】 習得したフレームワークの
「使い方」まで学べるため
中小企業診断士の試験の最大の特徴であり、
最大の面白みであり、最大の難所とされるのが
二次筆記試験です。
論述形式の資格試験は数多くあれど、その殆どが
「知識を正しく覚えているか」を問う形式。
これに対して中小企業診断士の二次筆記試験は
「学んだ知識を活用して、いかに解決策を提案するか」
を問われる点が特徴的です。
それゆえ受験予備校が公開する解答速報が
バラバラになることも稀ではありません。
これって実際のビジネスの現場でも同じですよね。
発生した問題に対して唯一無二の解決策が
提案されることなどまずなく、様々な選択肢の中で
自身の知識、経験、論理に沿って、よりベターな
方法を模索していくプロセス。
現場経験の少ない2~3年目社員の頃、
二次試験の学習を通じてこの辺の感覚を
習得できた点はよかったと振り返っています。
【理由③】 人脈が広がるため
二次試験に合格したあと、経済産業大臣の認可を受けて
「私は中小企業診断士です」と名乗るためには、
15日以上の実務経験を積まなければなりません。
中には自分でクライアントを見つけて実務経験を積む人も
いるようですが、僕を含めて大多数の合格者は
協会が主催する「実務補習」を受講します。
実務補習は6名前後の試験合格者に対し1人の指導教官
(現役の経営コンサルタント)を加えたチームで編成されます。
他の士業とちがい、働きながら合格するビジネスマンが
多いこの資格。僕のケースでは、大手素材メーカーの
経理部長、大手食品メーカーのマーケティング担当者、
人材育成会社のインド現法の社長などなど、ビジネスの
現場で活躍されている優秀な方々と議論を交わし、
酒を飲み、繋がりを作ることができました。
【理由④】 維持費用が安いため
以前書いたこの記事でも触れましたが、資格の維持費用が
とにかく安いです。弁護士は毎年60万円程度の年会費を
支払っているのに対し、中小企業診断士の場合は
(協会に加盟しなければ)毎年たったの6,000円。
独立開業を目指すならまだしも、大手企業に属しつつ
自己研鑽の一貫として取得する資格として、
この維持費は魅力的ですよね。
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いかがでしたか?すでに大手予備校の授業は
スタートしていますが、科目合格制度を活用して
挑戦してみてください!