「売上<シェア」が優先ではないか?
休日中の恒例行事である不要物の片付け。
「こんまり流」や「断捨離」を実践しているわけではないですが、あまり読まなくなった書籍や着なくなった洋服はブックオフなど買取してくれるお店に出しています。掃除をしていると、これ読むかなと書籍をぱらぱらめくっていたのですが、ふっと疑問に思うことがありました。
マーケティングの書籍を読んでいると成功といえば、「売上<シェア」。
一方、「ザ・ゴール」(エリヤフ ゴールドラット著)を読むと、TOC(制約条件の理論)では、会社の目的は金を儲けることと記載があります。マーケティングとしての立ち位置・経営としての立ち位置・そして、一社員としての立ち位置によって、優先項目は異なってきますよね。
当然ながら、仕事をする上で「お金」は最重要事項です。サービスを作って、Webサイトを立ち上げて、PRしていくとなるまでは、
勉強すれば無料でできますが、そこに辿りつくまで個人が生きていくためにはお金は必要ですし、提案に行くとなった際の交通費や通信費なくして提供はできません。
ただ、最初のステップを越えた際には、「シェア」が重要になります。「インフラ」のように、無いと仕事にならない、もう解約できない存在にまで広まっていけば、1アカウントからの売上げは少なくても、追加で機能をサービスしてもナチュラルに必要な機能だと導入がスムーズだったりします。
結論として、シェア数を優先せずして、売上だけを追っていても、現場がお客様へ根拠があいまいな高額価格設定で提供するしか道がなくなってしまうため、調査すればすぐに分かる市場価格との乖離を感じる→客離れが進んでしまう→売上が上がらない
ということになりかねません。
「シェア→売上」という流れが必須の考えだなと思いました。