劣等感は、主観的な思い込みに過ぎない
「嫌われる勇気」~自己啓発の源流「アドラー」の教え~を読みました。
アマゾンでもまだまだ上位ランキングに入ってます。
心理学の本をじっくり読むのは久々でしたが、
読む前と読んだ後で、凝り固まった考え方が変わり、悩みが実はシンプルで解決できる問題なんだな、、と気づいた一冊でした。
こちらの本は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアドラー心理学を、
「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。
書籍は、一通り読んで終わりということも多いですが、何でも読んで行きたい1冊となりました。
人間関係の悩みや劣等感、辛さを感じるのは、自分の人生を生きているのではなく、他人の人生を生きているという。
どういうことかと言いますと、自身が持っている辛さや劣等感、特に対人関係の悩みは、
主観的な思い込みに過ぎないと提示がされています。
人に褒められることや賞賛されることを目的に生きているのは、自分の人生を生きている訳ではなく、他人の人生を生きていることになる、自由になるには人に嫌われる勇気が必要ということです。
劣等感については、「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」です。
主観については、自分でコントロールができる部分なので、悩む必要はないということです。偽りの優越感に浸ったりするのは、他者との比較に過ぎず、健全な劣等感とは、誰とも競争するわけでなく、理想の自分との比較から生まれるものという。
自慢する人や自分を誇大化しようとする人は、劣等感を持っていて、
他人の目線で生きている、自分の人生を生きていない自由がないのです。
普段周りの人間関係で、評価やこうしなくてはという思い込みで悩んでいても
それは他人の人生を生きてしまうことになります。
この本を読んでですが、私はどちらかというと他人の評価よりも、
逆に、割と自由に、思った通りに主観で突き進んでしまうことが多いのですが、
それに対して批判の対象になるということも度々ありました。しかしこの本を読んで、それが自由で自分の人生を生きていて、ストレスのない生き方なんだと、ちょっと自信を持てました!笑
巷でも、○○才までに実行しておくための○○や○○才までにこうしていないといけないという本や噂がよくありますが、(特に女性で気にされる方が多いようですが。)
他人が決めた視点でだけで考えたり、人生をスケジューリングすることは、自由のない自分の人生を生きていないことになるので、あまり気にする必要ないと思います。
秋の夜長におススメの一冊です。