ゼロからサービスや商品を育てそして、注目を集めるにはどうするか?
最近読んだ「小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則」
に気づかされたことが多かったです。
月5冊はビジネス書を読もうと決めたのが、2014年の目標。一応、その目標は順調に達成されつつありますので、今年前半に読んだ約30冊の中でもおススメの1冊です
ちなみに、この本は世界的に使われている「BaseCamp」https://basecamp.com/というプロジェクトマネジメントツールが有名なソフトウェア会社の創業者や共同経営者が著者です。
本の中では、時間の使い方や生産性、競合相手など様々記載がありますが、良くある思いつきや感覚ではなく、きちんと根拠や徹底した経験を元に記載をしているので、読んでいて納得感のあるフレーズです。
そのような中で、プロモーションの箇所に非常に感銘を受けたので、実体験と交えてご紹介します。
プロモーションのテーマの中でもいくつかフレーズがあったのですが、特に、下記が参考になりました。
◆観客をつくる
◆競合相手に「教える」
◆造花が好きな人はいない
◆プレスリリースはスパム
※特に、プレスリリースはスパムだなんて耳が痛いです。
今までBtoBとBtoCの両方のプロモーションや販促経験をし、成功したこと、もちろん失敗したことも多々あり、その中でも上記をもっと早く気づいていれば、、なんて思いました。振り返ってみると、上記が上手くいった時は成功しており、やはり駄目だった時は、上記から外れていた時です。(商品やサービスが、自分が本当に良いと思えば押し売り無しで売れて、そうでないと思う様に売れないんですよね。。それは、やはり本質を理解していないからか、自分が良いと思えないものを「観客を作る」「競合相手に教える」ということが上手く進まないのでしょう、、、と言い訳みたいですが)
教育業界に所属していた時は、お客様が個人です。いかに、サービスを大きく見せすぎず、本質をきちんと見せられるか、スパムの様なプロモーション活動をせず、直接電話をしていかにこちら側がそれぞれを個人として見るようにするかや適切なターゲットと時期を考えて適切な情報提供をすることで自然にお客様は集まっていました。BtoBでも本質は同じです。
以前あるお客様に言われたのが、
「本当に良い商品やサービスであれば、プッシュで提案しなくてもお客様側から買ってくれる。」
それであれば、商品が売れるか売れないかは、商品開発の問題で営業やプロモーション担当は、諦めるしかないのではないか!!!と当初は一瞬考えてしまいましたが、そうではなく営業やプロモーションの仕事は、商品にいかに付加価値を付けるかという事になります。
上記で出てきた
◆観客をつくる
◆競合相手に「教える」
ということを徹底して行う。観客をつくるために、話す、書く、ブログを書く、SNSを使う動画を作るなど価値ある情報を共有し発信していく。
◆造花が好きな人はいない
つまり、必要以上に大きく見せない、欠点を隠さず、出来上がっていなくても一番新しい形を見せること。
そして、
◆プレスリリースはスパム
人にとってスパムと思われることをしない。多くの見知らぬ人たちに無差別に送りつけるものはスパム。他の人とまったく同じ事をやっても意味がないので、自分を目立たせ、忘れられない存在になる。個人として自分も見て、相手にも見てもらえる努力をしていく。
これを意識することで、まだまだスタートアップ時点で高いコストをプロモーションに使ったり、商品の本質を見せて、本当に必要な人に適切な形で届くのではと思います。
新規でサービスや商品をゼロから育てていき目立たせるというミッションがある際は、これらのフレーズを忘れず取り組んでいきます