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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

アルゴリズム取引が下げを増幅!

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 原子力発電所の爆発が止まらないことや米国市場が軟調となったことから売り先行となりました。ただ、寄り付き前に原発に関して新たな爆発が見られたことが嫌気されて、寄り付きの売りが一巡となってもいっこうに売りが止まらず下値を試す動きとなりました。それでも、前場は9,000円水準での底堅さも見られましたが、昼の時間帯に放射能の拡散情報が見られ、首相や官房長官の危機を尾あるようなコメントもあり、さらに大きな下落となりました。一時、日経平均は1987年の「ブラックマンデー」に次ぐ下落率となりました。

 原発の爆発が相次ぎ、政府や東京電力(9501)の危機管理能力のなさを露呈することになりました。そして、企業業績が云々というよりはその危機管理能力のなさが日本への投資の危険度を上昇させる結果となり、危険回避のための売りが嵩むことになりました。どの銘柄に売る理由があるとかないとか、そういうことではなく、とにかくこれ以上「リスク」を増やしたくないというような売りが嵩み大きな下げとなりました。

 売りが売りを呼ぶ形でほぼ全面安となりました。慌てて売り急いだあとは目先筋の買戻しも入り、指数も戻りましたが戻りも鈍く、戻りの鈍さが見られると明日までに何が起こるかわからないというような恐怖=リスクを嫌気する動きもあって、売り直されました。ストップ安となる銘柄が多かったこともあり、買戻しも入りましたが、先が見えないことへの恐怖感もあり、再度下げ幅拡大となる場面もありました。

 14時現在で東証一部で値上がり銘柄数が16銘柄しかなく、値下がり銘柄数は1639銘柄となっており、東証のストップ安が739銘柄(14時)ジャスダックでは347銘柄にもなっています。これだけストップ安銘柄が出ると言うことはいくらなら売ると言うことではないわけで、見切売りが中心と見られます。見切売りが嵩むということは逆に言えばそれだけ売りが出切るということであり、売りが出来れば自然と反発となって来るのだと思います。

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