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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

今頃「原発担当大臣」って、今まで何をやっていたんだ!?

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 原子力発電所事故のレベルが最上級に引き上げられたことや円キャリー取引解消のような動き、信用収縮の動きも見られ大幅下落となりました。円が売られるときには債券も売られるケースが多かったのですが、円が買われても債券が買われることもなく、円高にも関わらず日本売りが続いていると言うことなのかもしれません。外国人も売り越し基調にあり、日本から逃避の動きも続いており、大きな余震が相次いでいることもあり、復興期待はもう少し先になって来るのかもしれません。

 今回の大震災の影響で一番大きな問題はいうまでもなく原子力発電所の問題ですが、今回の一連の動きを見ているといかに「危機管理」が大切か、「想定外」に対応する能力が必要なことなのかがわかったのではないかと思います。投資の世界でも同じですが、まずは状況を把握し、今出来るベストなことはなにか、もう少し先を見て、出来ることでベストなことはなにかを考えずに行き当たりばったり、目先のことだけをあたふたと取り繕っても状況が悪くなることはあっても決してよくはならないと言うことです。

 また、危機に対する対応として、何を捨てて何をとるかの判断も非常に重要で、「情報」であれば何でもかんでも発表する、何でもかんでも鵜呑みにするというようなことをしていると自分でも何をしているのだか、何をしたいのだかがわからず闇雲に右往左往するだけで実体はいっこうに好転することはないのです。必要な情報とそうでない情報を区分けし、その情報に基づいて先を見通して対処すると言うことが必要なのでしょう。

 投資の世界でも「船頭多くして、船山を登る」というようなこともありますが、まさしく今回の原子力発電所事故の状況を見ていると、あっちこちで自分の狭い見識と乏しい情報に躍らされて、解決への方向性、道筋が見えていないと思います。しっかりとリーダーシップを取って、方向感を持ってことに当たらないと解決の糸口すら探ることが出来ないのではないかと思います。いずれにしても、原発事故がチェルノブイリのように放射能の拡散とならないことが判明するまでは復興どころではないのかもしれません。

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