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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

原油高は後付けの理由・・・。

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 米国株が軟調、ナスダック指数は大幅安となり、為替も特に円安に振れたということでもなかったのですが、昨日の大幅下落の反動もあって買い先行となりました。相変わらず上値も重く、物色対象も絞り切れない展開なのですが、持高調整の売り買いが中心となるなかで値がさ銘柄の一角が堅調、大幅高となって、指数も値持ちの良い展開となりました。同じ業種の中でも高安まちまちとなるなど物色の方向感は見られず、個別の材料に反応する動きは見られるものの、持高調整の売り買いが中心となっていたものと思います。

 2月17日に高値をつけたあとに調整となっています。「中東情勢の緊迫化」などが調整の要因と言われていますが、毎年この時期には持高調整の売り買いの中で調整となることも多いと思われます。「節分天井、彼岸底」と言われるように季節的な要因で調整となることが多いものと思います。1月の始めから中ごろに一度高値をつけて、その後1月下旬から2月にかけて調整しながら戻り高値をつけ、2月下旬から3月半ばまで調整となるという動きが多いのではないかと思います。

 「ライブドアショック」と言われた2006年や「上海発の世界同時株安」(2007年)などと言われていますが、こうした「ショック安」となることが多いのですが、一過性となることも多いと思われます。根本的な景気の悪化などという要因ではなく、単純に決算期をにらんだ持高調整、つまり買っているものを売り、売っているものを買い戻す、というような目先の需給要因で相場全体が動いているような感じです。2008年や2009年も2月から3月は波乱含み、少し古いところを見ても「湾岸戦争の勃発」や「ニック・リーソン事件=ベアリング証券の破綻」などいろいろとありました。

 今回も「中東情勢緊迫化」がなくても、おそらく「インフレ懸念」だとか何とか言われて調整となっていたはずであり、昨年も同じようなことを述べましたが、何らかのきっかけ、あるいは日柄の調整が済めば景気回復を織り込んでいくのだと思います。昨年はほとんど下がることなく、持高調整の売り買いから上昇に転じましたが、今年も先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出やファンドなどの決算日と見られる20日=春分の日の3連休、などの日柄から動きが出てくるのではないかと思います。

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