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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

本当は違うんだけど・・・・。

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 米国株安や円高を嫌気して売られました。値下がり銘柄が多い割りに指数の下げ幅は小さい場面もありましたが、外国人も大幅売り越しと伝えられたこともあり、連日の大幅下落となりました。業種別に見ても銀行株が買い戻しが入って堅調となっている以外は特に業種別に買われているものも見られず、物色の方向性も見られません。為替が円高となっている割には債券が買われているということでもなく、日本市場から資金が流出、リスクの大きな「株式市場」から安全資産への資金シフトしていると言うよりは単純に「円キャリー取引の解消など持高調整行われているようです。

 依然として下げ止まりません。売り飽き気分も出て押し目買いなども見られるのですが、為替の動きが気になり、買い切れず、戻りの鈍さに嫌気して見切売りも嵩む、ということなのでしょう。石油株はようやく買われるものも見られましたが、原油や金の上昇を好感する動きはありません。海外市場では金鉱株も買われるものが多く、商品相場の上昇を前向きに考えるものも多いのですが、日本でこれだけ売られているところを見ると、原油高などを理由にしていること以外に売られる理由があると言うことなのでしょう。

 中東情勢の緊迫化を理由に円高に振れ、株式市場も売られていますが、海外株式市場と違い商品相場上昇に反応できないところを見ると、中東情勢の緊迫化ということがなくても目先的な過熱感を冷ますように、また3月の期末を控えていることもあり、一旦、手仕舞いを急ぐ動きは見られたのかもしれません。ここ何年かはこの時期、2月から3月にかけて、期末要因で「円キャリー取引」の解消などで売られるケースも多く、今回の下げも中東情勢の緊迫化はきっかけにすぎないのではないかと思います。

 円高が進んで株が売られている割には債券も上値が重く、日本の企業だけ原油など資源高の恩恵を受けないと言うことはないのですから、相場下落の要因を原油高からの安全資産にシフトされていると言うことではないと思います。相場下落の本質をしっかりと見極めておけば、反発となって来るタイミング、下げ止まるタイミングもわかりやすいのではないかと思います。円キャリー取引などの持高調整が終われば、業績面からの見直しも入って買い直されると思います。

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