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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

好決算が期待されるが、調整!?!

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 先週末とは反対に特に買い急がなければならない材料もなかったのですが、底堅さを確認して堅調となり、値動きの良さもあって大幅高となりました。ハイテク銘柄に大きく上昇するものが目立ち、指数を押し上げる要因となっていたのでしょうが、総じて堅調となっており、物色対象が絞り切れずにほぼ全面高となりました。特に材料に反応すると言うよりも値動きの良さに目先筋の買いも加わったと言うことで指数を大きく押し上げたものと思います。

 先週来特に材料に反応するでもなく、大きく下げたかと思うと本日は大きな上昇となりました。米国市場が堅調、ナスダック指数は大幅高とはなったのですが、それほど買い急がなければならないほどでもなく、日銀の金融政策決定会合の結果も特に材料視されることもなかったのですが、目先の持高調整の買戻しもあって大きな上げとなったものと思います。売買高も膨らんで相場の雰囲気も良いのですが、まだまだ市場参加者の種類も増えていないようです。

 昨日まで外国人、あるいはファンド筋と見られる持高調整の売りも多かったのですが、本日は逆に目先的な過熱感も若干薄れたことや下値の節目を確認したことから、持高調整の買いや投信信託の設定に絡むような買いも入り、また、先物にまとまった買いも見られ上げ幅拡大となる場面もありました。ただ、大幅高となったとは言え、これまで節目と見られた10,500円~600円水準まで一気に戻ると言うこともありませんでした。

 決算発表の本格化を前に好調な決算、この四半期は為替が円安気味に推移して来たことで下振れに対する懸念よりは上振れ期待が強く、底堅さが見られていったん戻り歩調となると買戻しを急ぐ動きも出てくるものと思います。市場参加者の種類が増えたわけでもなく、まだまだ目先の需給要因に振らされることになるものと思います。昨年は1月15日が高値で2月9日が安値、一昨年は1月7日が高値で1月26日が安値、その後若干戻したものの、最終的には3月10日が安値となっており、「節分天井」とばかりに2月は中旬くらいまで調整となる可能性もありそうです。

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