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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

行く川の流れは絶えずして・・・市場も変わる

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 クリスマス休暇が終わり、外国人の参戦も期待されたのですが、まだ休暇が続いていると言うことなのか、昨日以上に閑散とした感じでした。昨日はそれでも12月決算銘柄などの配当取りの動きもあったのでしょうが、為替が円高気味、米国市場でも中国の利上げに反応し切れなかったということで、方向感を掴みかねたと言うことなのだと思います。昨日の相場でも上値の節目と見られる12月10日の高値水準を抜け切れなかったことで、年末高期待はあるものの、いったん手仕舞うと言う動きも出ているものと思います。

 今年の「重大ニュース」などと言うことがこの時期になると言われますが、毎日相場の動きを見て感じるのは東証が「アローヘッド」と言う高速売買システムを導入し、明らかに相場が変わったと言えるのではないかと思います。実際に市場参加者も一段と短期の売買を好む傾向にあり、また、逆に「板」の状況などを見ながら売買していたようなディーラーやデイトレーダーの中には苦戦を強いられた向きも多かったのではないかと思います。

 友人のディーラーが、「スカイネット」(映画「ターミネーター」に登場するコンピューターシステムで、最新のロボット兵器で人間を攻撃するもの)相手に戦っているのでは勝ち目がないと言っていたのを思い出します。たとえば、ここの売り物が○○株まで減ったら買ってみよう、とか見ているうちに「アルゴリズム取引」と言われるような自動売買のシステムに先に買われてしまう、などということもあり、思うように売買できなくなってしまった向きも多いのではないかと思います。

 とは言っても、「バイアンドホールド」で簡単に済むほど相場が長続きすることもなく、「市場の変化」についていけなかった人も多いのではないかと思います。これまでも先物が登場したとき、ミニ先物が登場したとき、手数料の自由化が行われたときなど、「市場」のものが変化したことも多く、そのたびに市場参加者が少なくなっていびつになっているような気もします。ただ、その反面うまく市場の変化に対応できた向きはしっかりと儲けることが出来た年でもあったのではないかと思います。

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