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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

金利は高いか低いか・・・

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 米国株が堅調、特に景気回復鈍化懸念が薄れて堅調となったことや円高一服となったことから、買い先行となりました。後場に入ってから再度為替が円高方向に振れたのですが、昨日は違い株式売り債券買いの動きは見られず、逆に債券売り、株式買いの動きとなり、指数は堅調な推移となりました。半導体関連銘柄などが売られたのですが、不動産株や建設株などが買い戻しも交えて買われて、指数を押し上げる動きとなりました。

 為替も金利も株式もお互いに入り混じって複雑な動きになって来ました。昨日も今日も業績に反応しているようで、ほとんど決算動向には反応していないのではないかと思います。持高調整の動きで債券も為替も株式も動いているような印象です。金利と株価の関係も日本は金利低下=株安、米国は金利低下=株高、という図式、イギリスも金利低下=株高だと言うコメントが見られましたが、日米の関係を見た場合には、「お金をためてから使う」か「使ってから返す」かの違いが相場に出ているということでしょう。

 つまり、日本ではお金をためてから使うので、貯まるまでは使わない、金利が低いときは金利収入も少なく、景気も悪いから使わない、と言うことで、企業業績も芳しくなく、株は下がってしまうのでしょう。米国では金利が低いとお金を借りて使う人が増えるから、企業業績が良くなる、株が上がるということでしょう。金融緩和の効果が「個人」と言うレベルで大きい米国と、個人レベルでは逆に金利が高いほうが資産効果が上がる日本との違いということなのでしょう。

 株式の配当利回りが高くてもいっこうに金利裁定も働かないところを見ると、あくまでも「貯めてから使う」と言うことなのだと思います。「貯めてから使う」から不景気なときは消費もますます落ち込みデフレとなってしまうのでしょう。案外、日本では金利を上げた方が景気が良くなると言うこともあるのかもしれません。バブルの時のように企業がお金を使う時代ではなく、個人のお金に頼るということであれば、発送が少し違ってくるのかもしれません。

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