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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

決算発表が本格的に始まりました。

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決算発表集中日は5月14日ということですが、昨日当たりから本格的に発表が始まりました。決算発表に一喜一憂して、株価も動いているように見えますが、昨日も本日もどちらかと言うと決算発表の内容に反応するよりも決算発表自体に反応しているような感じです。

昨日は大幅高、本日も堅調となりましたが、決算に反応する動きは見られたものの、好決算を発表しながら買われることがなかった銘柄と好決算に素直に反応した銘柄の違いもはっきりとせず、やはり持高調整の売り買い(ポジション整理)が中心となっていたものと思います。

株価が何に反応するのか本来であれば、新製品のニュースや決算、業績動向などなのですが、単純に「売る人が多かった」とか「買いがいっぱい入った」なんてこともよくあるのです、むしろ最近ではそうしたことの方が多いかもしれません。それでも、あくまでの目先的な動きであって、長続きすることもなく、最初に株式投資をするときなどは子毎回動きは無視して、大きな流れを見ていれば良いと思います。

つまり、これから先1年を見たときに世の中がどうなっているのか、を考えればいいのです。ぴったりあたらなくても、大きな方向が間違えなければ株式投資はきっとうまく行くと思います。

例えば、中国の人口が増えることはほぼ間違いなさそうであり、中国での消費が増えることも方向とすれば間違いなさそうです。そこで、中国でこれから1年間売れそうなものを見た時に、ハイブリッド車が売れる(もちろん日本でもいいのです)となれば、今年よりもハイブリッド車を作っている会社は来年の方が売れる台数が増えるかもしれません。そうなれば、利益が増え、株価が上がることになりそうです。

・・・、などなど、いろいろな「絵」が描けると思います。将来の自分の姿や日本の姿を想像し、そこで役に立っている技術を持っている企業に投資するということも、案外楽しいかもしれません。

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