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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

最近、メルマガのタイトルに「Fw:」を付ける会社が出てきているけど、ちょっとだめだよね

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あくまで個人的な感想になりますが、最近開封率を上げるためかわからないですが、メルマガのタイトル(件名)に「Fw:」を付ける会社が出てきています。ちょっとだめだよね。

そう思うのは以下の理由です。

1.あたかも誰かが良い情報があるから転送しているように見せかけて、開封率を上げる手法なので、受信者をだましているやり方であること

2.「Fw:」は転送の意味であり、メルマガの発信自体は転送ではないこと(使い方が違っていること)

よくわかっていない人が個人で送ったメールならまだしも、会社のメルマガでやっているということは、わかっていやっているように思えます。

そういうメルマガを見て、私は「この会社はそういう会社なんだな」「自分の目的を達成するなら人をだましても平気な会社なんだな」って思います。

まぁ、一個人が思うことなので、大勢に影響はないと思いますが、少なからず同じように思っている人はいると思います。私なら恥ずかしくてそんなことできないです。

マーケ的に言えば、メルマガの件名で、メーラーに表示される文字数には限りがあります。
その少ない文字数で開封されるように件名のキャッチを考え、努力するマーケッターでありたいです。

うちの顧問先がそういうことをしていたら、そもそもマーケティングの考え方とブランディングについて、そしてビジネスモラルについてしっかり講義します。

少し前に、WordPressが圧倒的なシェアを取ったときに、非OSSのCMSが商用ライセンスシェアNo1という、法人利用でシェア1位ということを言っていた会社が2社ありました(そのCMSは両方とも全体シェアで1%未満なのに、そういう言い方をしてました)けど、貧すれば鈍するというか、私なら恥ずかしくてそんな施策立案すらできないです。

その2社のうち1社は、戦略を転換して、新しい機能を実装して、その分野でのトップを狙うようになりました。本来そうあるべきですよね。そういう戦略は、おお!と思って応援したくなります。

マーケティングで広く、良いところを伝えることは重要だけど、行き過ぎた表現はダメだと思いますよ。

それでは今日はこの辺で。

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