九州縦断自転車の旅DAY6 鹿児島編 筋肉隆々の元気な爺さんと温泉で交流する
早くも6日目です。DAY6は芦北から阿久根までの50キロでした。前日の疲れを考慮して少なめの距離にしています。
この区間は、かなり長い距離の上り坂と下り坂の繰返して、同じような山の形式が続く単調なライドになりました。
今日は書くことないかもねー。と思っていたところ、、、到着したホテルの温泉に入るなり「君、君は何に乗ってる?僕はハーレーだよ。ハーレーはいいぞ!若い時はハーレーでアメリカ横断をしたもんだ。」と言う話をいきなりしてきた爺さんと出会いました。
この爺さんは見るからにただもんではないのです。年は79歳と言っていて確かに顔には深いシワがありますが肌艶は良く、筋肉隆々なのです。
「私は自転車です」
「チャリンコか??このちかくのもんか?」
「小倉から自転車できました」
「そりゃ、大したもんだな!ワハハ!」
という感じで握手をすると握力もすごいのです。聞けばベンチプレス120キロ上がるらしいです。実際に胸板と背筋はすごい筋肉でした。
「兄さんはもっと鍛えないといかんの」
「はい!」
その筋肉のことを聞けば、自衛隊上がりだそうで、東京五輪1964のマラソン選手の候補まで残ったそうです。本当かどうかわからないですが、そんなことはどうでも良く、その爺さんの豪快さと迫力とパワー、目の光の凄さから、その年でも輝いている人と触れ合えたことが私にとって大事なのです。
79歳であの筋肉としゃべりっぷりも若々しくて、刺激を受けました。やっぱり運動して体を鍛えて好きなことをするのはとても大事ですね。仕事の面では最後まで現役であり続け頭もよく使うのが良いと思いました。
よく働き、よく食べ、よく鍛えて、よく遊び、よく寝るサイクルがとても大事と改めて思いました。
DAY6は平凡な旅行で終わると思っていたら、最後にいい刺激を頂きました。
爺さん、いつまでもお元気で!
今回の九州縦断自転車の旅の全コラムは以下をご覧ください。
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