上級PHPコラム『PEARとPECL(PECL編)』(PHP上級試験対策)
PHP技術者認定機構の吉政でございます。
PHP技術者認定機構の認定スクールである
私が企画した、ヒューマンリソシアが古庄親方のPHPコラム『PEARとPECL(PECL編)』を公開しています。
PHP上級試験を勉強する方が増えてきたのも、PHP上級試験が就職に強いという評価が高まってきたからだと考えています。上級試験は就職できる試験をめざし、知識ではなく、コーディング力を問う試験として開発されたからというのもあります。
キャリアアップを考えているかたは是非チャレンジしてみてください。
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前回は「MDB2とPDOのどちらを使う?」というお話しに引っかけて、「PEAR」と「PECL」という2つの単語を出すだけ出してみました。
今回は、この2つについて少し理解を深めていきたいと思います。
まずは、2つの単語は双方とも略語ですので、略してない方の文章を引っ張り出してみましょう。
PEARは「PHP Extension and Application Repository」。
PECLは「PHP Extension Community Library」。
かたや「拡張とアプリケーションのレポジトリ」でかたや「コミュニティライブラリ」。このままでは今ひとつ差異がわからないですね。
上述の2つは、実は「記述言語」に大きな違いがあります。また、そのために「インストールを含む、取り込み方と運用の仕方」に差異が出てきます。
端的には、PECLはC言語で、PEARはPHPで書かれています。
PECLの大きな特徴は、良くも悪くも「C言語で書かれた拡張ライブラリである」という事です。
なんだかんだ、C言語の記述能力と処理速度、マシン資源へのエコっぷりはやはりぶっちりぎでTopに属しています。PHP自体もC言語ですしね。ですので、PECLの最大の特徴は「高速軽量」であること。もう一つ便利なのが、C言語なので大抵の動的ライブラリ(*.so、または*.dll)との橋渡しが簡単にできます。
また、PECL(というかPHPのエクステンション)は「PHPの言語構造に直接手を入れることもできる」ので、それこそ「PHPという言語の挙動を変更することができる」レベルの事を実装することすらも出来ます。
強力すぎるものは確かに扱いが難しい事もありますが、とはいえ「大抵何でもできる」というのは、やはりなかなか崩しにくく捨てにくいメリットだと思います。
…と、ここだけ切り取ると「なんだPEARいらなくね?」ってな感じになるのですが、
PECLの唯一にして最大のネックは「インストールが面倒である」事につきます。
(この続きは以下のコラム本文をご覧ください)
http://resocia.jp/column/278/