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仮想関係 業者選定の際の盲点 ~皆さんチェックしていますか?~

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おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

今日のお話は仮想関係に限らず、システム導入の際の業者選定の盲点をご紹介します。盲点といっても大した話ではなく、忘れられがちな点があると思うので、書いてみました。

業者選定をするときに、実績や担当する技術者や技術者の層の厚さやコスト、提案内容など様々な面で検討されると思います。でも、一概に価格出来たりはしませんよね。安かろう悪かろうが存在する業界でもありますし、IT系は以下にいい技術者に作ってもらえるかがとっても大事です。大手であれば、窓口の技術者だけではなく、技術者の層の厚さなども大会評価を得るポイントだったりします。

業者の営業マンと技術者と一緒に提案に来て、その内容を何回も見て、話を聞いて決めると思いますが、保守についてはいかがでしょうか?

恐らく、サポート体制について該当する技術者が何名いるか聞いていないのではないでしょうか?構築時に来たエース級の技術者はサポートでは担当しないことがほとんどのはずです。サポート体制をしっかり教育し、育成している会社は、サポート部門の取得資格一覧と人数を公開していますが、通常は公開していないか、公開しても構築を含めた全技術者の人数と資格取得者の人数までだと思います。

もちろん、構築を担当する技術者とサポートを担当する技術者は違う能力が求められると思うので、同じ資格やトレーニングが必要とは思いませんが、まったく教育を受けていないとしたらいかがでしょうか?

ITではないですが、先日、私がヘルプデスクに電話して、その販売店の担当者が販売している製品について全く知らないことがありました。「ちょっと待ってください」とバックヤードの誰かに聞いてくるのですが、製品を知らないので、回答がとんちんかんだったりします。その時私は「あぁこの販売店はこの製品に力を入れてないんだな。今度から他で買おう。」と思いました。既存顧客の窓口が製品のことを良く知らないのであれば、そう思うのは当然ですよね。

インテグレーターは自社が取り扱う主要な製品の教育をサポート部門の全エンジニアに行うべきだと思いますし、お客様も検討の際にヒアリングするべきと思います。「サポート部隊の技術者にどのような教育をさせていますか?」と。

サポート部門の方は待機時間もあるので、私はその待機時間を活用したオンライントレーニングをお勧めします。

皆様はご存じないかもしれませんが、オンライントレーニングを実施しているメーカーは多いです。私が支援しているシトリックスでは、日本語版で無料のオンライントレーニングも実施しています。さらに、サポート部門の技術者向けのコースも提供しています。

特に無料の技術トレーニングはサポート部門の技術者全員にすぐに受講させるべきと思います。XenDesitop 7も出たことですし。

興味がある方は以下をご覧ください。

Help Desk Support(XenDesktop 5.6 & XenApp 6.5)日本語コース

本コースでは、ヘルプデスク管理者やL1/L2サポート等のエンジニアの方々を対象に

XenApp6.5とXenDesktop5.6の概念とトラブルシューティング手法をご紹介します。

・詳細ページ:http://www.citrix.co.jp/education/training/details.php?NO=263

・開催日程:2013年11月20日~22日(3日間)開催場所:東京(神保町)

ちなみに、サポート要員向けの資格CCAもあります。CCAについては以下をご覧ください。

http://www.citrix.co.jp/education/testing/index.php

その他、無料のオンライントレーニングについては以下をご覧ください。

(XenDesktopやXenApp、XenServerなど6コースを公開しています)

http://www.citrix.co.jp/education/training/freetraining.html

 

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