日本食、世界遺産に向けて。 世界唯一の調理方法、日本食の定義とは?
おはようございます。吉政創成の吉政でございます。
そもそも、味覚とは何種類だったのでしょうか?
大昔は、甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味、刺激味、無味、脂身味、アルカリ味、金属味、電気の味の12種の味覚が定義されていたのですが、その後、これらは4つの基本味覚に手議されるようになりました。その4つが、甘味、酸味、塩味、苦味だそうです。
その後、日本で1908年に池田菊苗がうま味物質であるグルタミン酸モノナトリウム塩を発見し、このうま味が4つの基本味覚で表現できないことから、生理学的に現在は五代味覚として、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味となっています。
なぜこの話をしたかというと、日本食の定義の一つが、このうま味だからです。世界で唯一、このうま味を使用した調理方法を採用しているのが日本食です。ちなみに、一般的な日本食の定義は日本でなじみの深い食材を用い、日本の国土、風土の中で独自に発達した料理という事だそうです。そういう意味では、オムライスやラーメンも日本食の定義に入るそうですね。
さて、この日本食が世界遺産登録に向けて農林水産省でプロジェクトが始まっています。
この背景にあるのは、日本に来たこともなく、日本食を食べたことがない経営者やシェフが日本食ブームにのって、お店を出していて、現地人も日本人もおいしくない日本食が広まってきていて、素晴らしい日本食を正当に浮遊させるために世界遺産登録に踏み込んだとNHKの番組は報じています。
料理の分野では、すでにフランス美食術、地中海料理、メキシコ、トルコの伝統料理が社会的慣習として世界遺産認定を受けてます。
日本食は早ければ、平成25年の秋に結果が出るそうです。
日本でうまれた日本食。好きな人も多いと思います。興味がある方は是非盛り上げていただきたいです。
まずは、Facebookの日本食世界遺産化プロジェクトで「イイネ」していただけないでしょうか?
https://www.facebook.com/nihonshokubunka.sekaiisanka
詳しく知りたい方は農林水産省の日本食世界遺産化プロジェクトのページをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/index.html
そして、実際にユネスコに提出された世界遺産化への提案書の概要は以下でみることができます。
http://www.maff.go.jp/j/study/syoku_vision/gaiyo2.html
日本人として誇りに思える日本の文化、日本食。
この素晴らしい日本食を大切にしていきたいです。