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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

50歳を過ぎたらやむを得ない場合を除き、転職するべきではないような気がします。

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私はまだ40代半ばです。
50代の世界は未知の世界です。

諸先輩の話を聞いていると、50歳を超えての職替えは大変なように思えました。

通常の会社には定年があり、定年が近い人を雇用する会社はあまりなく、50代半ばを超えてからの求人倍率はものすごく高くなってるように思えるからです。

そういう意味で、50歳を超えての転職はとてもギャンブルだと思うのです。

ちなみに、私のように独立している人はもっとギャンブル性が高いので、さらにお勧めしません。

以前、ご紹介した「企業生存率」をご覧いただけるとわかりますが、10年生き残る企業は6%、30年生き残る企業は0.02%です。 ※「企業生存率」のブログはこちらをご覧ください。

つまり、10人独立しても10年後に1人も残らないということであり、私が務めあげようとしている企業「吉政創成株式会社」では、30年存続させようとしているため、そうなると1000社起業しても2社しか残らないということになります。10年後20年後のために今からコツコツと準備をしています。

50歳を超えてからは起業して、働けるまで働きたいという人もいらっしゃりますが、それなりの準備と覚悟が必要です。

特に独立すると、社員を雇わない限り、雑用は必須になります。同年代で出世している方は、雑用はせずに大きな仕事のみを行います。そんな仕事を横目に、独立すればコピーや郵便を出すのも自分でします。社員を雇えは、給与と保険が発生し、一気にリスクは高くなります。

転職をすれば、状況は悪くなる人が大半です。理由は、同じ能力ならプロパーを重視しなければならないからです。今の会社でトップクラスの能力であれば、その会社で重宝されていくはずですので、転職する必要もないため、お勧めしません。

私が言いたいのは、今、いい会社に働いている人は、出来るだけ長く働き、勤めあげられることを計画しつつ、万が一のために手に職をつけられることをお勧めします。50代で使える資格をもっていれば、正社員になれなくても派遣で食べていけるはずです。10年後50代の層はもっと多くなるため、その層の派遣メニューは今よりも充実しているはずです。

サラリーマンの生涯年収は3億円前後です。その大半を後半で稼ぎます。その大半を稼ぐチャンスを逸しないように、いい会社にいる方は、会社のためにしっかりと働き、会社とともに生きていくことを、お勧めします。

もし独立をしたい方は、30代前半に行った方がいいでしょう。後戻りもできますし、助けてくれる人も多いです。50代で独立して成功する確率は、メディアで取り上げられるくらい、まれだと思います。

「吉政さんは独立して楽しそうです。」と言われることが多いです。

独立は私にはたまたま合っていたかもしれません。今度も続けていく自信と準備はあります。ただ、楽しそうなのは独立する前から楽しそうだったと思います。しかし、独立する前から準備をしていたわけではなく、私は子供だったため、転職を多く重ねてしまい、当時の生活水準を維持するためには独立するしか方法がなく、今も必死に頑張っているだけです。楽しく見えるのは、「同じやるなら楽しまなきゃ損!」という性格だからです。振り返ると、最初のインテックという大きな会社にいつづければ、50代はいまよりもリスクは少ないです。吉政創成が30年生き残るよりも、インテックが30年生き残る可能性のほうが高いからです。ただ、もう一度人生をやり直す機会があっても独立していたと思います。自分の性格と能力では、この生き方しか最良に思えるからです。

結局、サラリーマンとして生きていくことができなかった私はそう思います。

素晴らし人生を!!

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