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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

PHP技術者認定試験の運営で目指すもの

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 おはようございます。ちょっと思いが詰まっているので、古巣のOSSコンソーシアムのメルマガで連載していたコラムの最終回をご紹介します。何年かかっても実現したいと考えています。

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□ 連載コラム 【最終回】 「目指すべきもの」
□ 第六回 『OSS開発者の市場動向と人財育成について日本と海外の比較』
□ 執筆:PHP技術者認定機構 吉政 忠志 氏
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 改めまして。PHP技術者認定機構の吉政でございます。連載も6号になり、今回が最終回になります。最終回は「目指すべきもの」というタイトルで書きます。今回はPHP技術者認定機構の理事長という肩書というよりも、個人の思いに近いことを書きたいです。

 認定試験を通じて、著名な技術者が輩出されることはありえないといわれています。Geekやウィザードと呼ばれている方々は、教育されて頭角を表すのではなく、才能があり、自身の努力によって開花するといわれています。今の時代では、その考えは正しいと思います。しかし認定試験を受験する年代が若年化していけばどうでしょうか?大学や専門学校、高校、中学校、そして小学校の授業やクラブで一つの習熟度の確認として採用されていくとどうでしょうか?

 試験があるからちゃんと勉強してみようかなと思う学生が増えるように思えます。習熟度を確認する認定試験だからこそ、学校に採用されやすい側面があります。小さいうちからプログラミングの楽しさを知ることができれば、将来、優秀な技術者になる可能性は高くなるように思えます。これから10年、20年かけて、まさにこの実現を狙っていきたいです。認定試験により技術者層を厚くしたいのです。

 学校のカリキュラムに採用されなくてもクラブ活動を認定試験が支援をし、若年層がプログラミングに触れる機会が増えるだけでも、大きな進歩になります。もしかしたら今のIT業界の一般的な試験制度ではなかなか難しいかもしれません。しかし、漢字検定が小学校の推奨試験になっているので、IT系の認定試験でも方法はあるはずです。

 PHP技術者認定機構はオフィスも常勤雇用者も持たない、業界でトップクラスのライトウェイトな経営をしている認定試験です。この運営方式を維持しつつ、拡大できれば、大きな利潤が得られ、その利潤を次の世代に投資ができるのです。

 日本は資源が少ない無資源立国です。ソフトウェア産業のような頭脳を資源にする産業は日本の基幹産業にするべきと考えています。私は無力ゆえ、大きなことはできませんが、IT教育に携わる一員として、次の世代に残せる仕組みを一つでも作りたいと考えています。今後のPHP技術者認定機構の活動にご注目ください。PHP技術者認定機構は主旨に賛同いただける協賛会社を募集しています。(無料で参加できます)ご賛同いただける方は、以下の参加方法をお読みの上、ご参加いただけると大変うれしいです。今号で最終回になりました。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。またどこかでお会いできることを楽しみにしております。

※協賛会社申請方法
http://www.phpexam.jp/partner/

※協賛会社リスト
http://www.phpexam.jp/partner/partnerlist/

以上

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