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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

「IT業界における、体系だてた学習方法とその必要性」(コラム第二号)

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おはようございます。PHP技術者認定機構の吉政でございます。

縁あって、古巣のOSSコンソーシアムのメルマガで人財育成に関するコラムを書いています。
第二号は以下のコラムを書きましたのでご紹介します。

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□ 連載コラム 
□ 第二回 『OSS開発者の市場動向と人財育成について日本と海外の比較』
□ 執筆:PHP技術者認定機構 吉政 忠志 氏
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体系だてた学習方法とその必要性

改めまして。PHP技術者認定機構の吉政でございます。連載二号目の今回は「体系だてた学習方法とその必要性」について述べます。試験を運用していると、よく「試験を受ける必要はありますでしょうか?」という質問を頂くことがあります。実際、IT業界の試験において、試験運用をメーカーが行い、試験合格者がいない場合にビジネスを行うことを認めないなどの制約を作らない限りは、必須ではありません。また、IT業界のどの試験もそうですが、「試験合格=仕事が得られる」という性質でもありません。例えば国家資格の弁護士でも、不誠実だったり腕が悪い場合は仕事を得ることは難しいです。それと同じように、試験に合格することだけで仕事を得ることは難しいです。試験に合格することはあくまで、知識レベルで基準に達することを証明しているに過ぎないです。知識+腕+仕事に適した性格・信頼があって、初めて仕事を得られると思っています。そういう意味では、「知識」は仕事を得る重要な要素になっています。

そこで、皆さんに質問です。仕事に必要な「知識」とはなんでしょうか?

得意分野があるのは当然と思いますが、仕事を依頼するのは第三者であり、どういう仕事が来るかは、その時になってみないとわかりません。ゆえに体系だてた学習が必要ということになります。事実、PHP技術者認定試験を受験する方の大半の理由がまさにそこになります。体系だてた学習は経験者が復習する意味でも必要ですが、特にこれから学ぶ方は基礎を知る意味でも仕事を得るためにも必要であると考えています。例えば、一つの仕事に複数の方が応募することはよくあると思います。その時に一人は「独学してきました。」と言い、もう一人は「独学で試験に合格ました。」と言います。性格も経験も甲乙つけがたい場合、恐らく、試験に合格した方が採用されると思います。試験に合格された方はまさに体系だてた知識の修得証明ができるのです。

独学で勉強をしてきた方で、今後も特定の技術で仕事をしていく場合は、体系だてた復習をお勧めします。そして、そのチェックとして試験を受けられてはいかがでしょうか?

PHPを極める方は、もちろん、PHP技術者認定試験をお勧めしますw
※PHP技術者認定試験 http://www.phpexam.jp/

次回は、業界初の匿名公開論文審査方式「PHP5技術者認定ウィザード」について、業界としての意味合いについて述べたいと思います。OSSの概念を活用した新試験を実施する背景と狙いについて解説します。

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