カエデとモミジの違い(ちょっとしたうんちく)
カエデとモミジという言葉をあまり考えもせずに使っている私ですが、実は両者は植物学上は同じという事を最近知りました。
モミジは諸説あるようですが紅葉した葉っぱを全てモミジと昔は言っていたようです。モミジのの語源は「もみじる」であるというのが私的にはしっくりくる語源です。染料として「もんで汁を出す」といういみで「モミジル」だそうです。
カエデは「カエルの手」ににているから「カエデ」というそうですね。
ちなみに、無視することを「シカト」といいますが、これはモミジからきているそうです。
花札でシカとモミジの絵札があるのをご存じでしょうか?
そう、これですね。
これは10月の絵札なのですが、シカがそっぽ向いていますよね。
そこから「シカ 十(とう)」⇒「シカト」になったそうです。花札からの関連で、「ボンクラ」は「賭場(盆(ボン))」で「頭がわるくて負けてばかり(くらい)」からボンクラになったそうですね。
おっとっと、モミジに戻しますね。
モミジは感じで「紅葉」とも書き、「紅葉」は「こうよう」とも読みますよね。
では、「紅葉(コウヨウ)」と「紅葉(モミジ)」の違いは何でしょうか?
同じ漢字を書きますが意味は違います。「紅葉(コウヨウ)」は赤や黄色に色ついた葉っぱの状態を指し、「紅葉(モミジ)」は「カエデが紅葉(コウヨウ)」だそうです。
ちなみに、何故、「紅葉(コウヨウ)」は葉っぱによって色が違うかというと、葉が赤くなるのは葉の中の緑色のクロロフィルが分解して赤いアントシアンが生成されることでおこり、黄色の方は緑のクロロフィルが分解して黄色のカロチノイドが残るから黄色くなるそうです。
詳しくは以下をご覧ください。
http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q10.html
以上、紅葉にまつわるウンチクでした!