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Rails & Andoridメルマガを発行しました。今回のmasuidriveのコラムは「Railsの精神と目指す道」(アールラーニング)

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皆様、こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

弊社のお客様が標記のメールマガジンを発行されましたので、お伝えします。(ちなみに編集は私です)

なお、今号の目次は以下の通りです。

[News & Topics]    

【報道発表】
・Ruby on RailsベースのITエンジニア人材派遣業界向け勤怠管理SaaS/システム「新月-SHINGETSU」を発表

[Rails Hubホットトピック]

【お知らせ】Rails技術者認定試験のFAQを公開しました
【技術コラム】第6回 実例アプリで学ぶ“Railsらしさ”の基礎

[コラム]

【masuidriveコラム】
 「Railsの精神と目指す道」

【技術コラム】
  Google App Engine ~ Cronでメール配信
  Titanium Certified Application Developerになってきた!

原文をご覧なりたい方は以下をご覧ください。
rl010.pdfをダウンロード

masuidriveのコラムを読みたい方は以下をご覧ください。

//// コラム //////////////////////////////////////////////////////////

◆【masuidrive コラム】「Railsの精神と目指す道」
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 先日のRailsConfで、Rails 3.1のリリース候補版がリリースされました。新版で一番の変更点は、いままでJavascript標準ライブラリがPrototype.jsでしたが多くのサイトで使われているjQueryになったことです。

また、同じJavascriptまわりでは、CoffeeScriptという言語を全面にサポートすることになりました。このCoffeeScriptはJavascriptを簡潔に書くことのできる言語で、CoffeeScriptで書かれたプログラムはJavascriptに変換してから実行されます。

 私はJavascriptも比較的簡潔な言語だと思いますが、Rubyに慣れ親しんだ人からみると冗長に見えるところも多いらしく、ここ半年ほどRuby界隈でも「CoffeeScriptハジメマシタ」という話を良く聞くようになっていました。

 しかし、CoffeeScriptはまだ多くの人に知られた言語ではなく、実績も多くありません。そんな中、RailsがCoffeeScriptを標準採用するという話は多くの人を驚かせました。正直な所、私もJavascriptで直接書けば良いのに実績も無いCoffeeScriptを採用するなんて、と思いました。

 しかし、思い返せばRailsが出た当時は、Rubyで商用のアプリを開発するなんて考えられず、Rubyはホビイストの為の言語だと思われていました。速度も遅いし安定性にも問題があり、とても実用的なアプリが作れるとは思われていなかったのです。

 それが7年経った今、Web開発を行う上でRailsは大きな地位を築いています。Rubyが元々すばらしく、それにDHHが気がついたと言う点も大きいですが、それと同時に、RailsがRubyの利用を促進し、それによりRubyの開発が進んだという点も見逃せないと思います。

 DHHは、それが良いアイディア・良いテクノロジーであれば、それを積極的に採用していくことがRailsの進む道であると説いています。
http://twitter.com/#!/dhh/status/58286524151775232

 外部の技術を一方的に採用だけなく、それを育てていく気持ちがあることがオープンソース的であり、Railsが技術的にも枯れずに伸びていく原動力なのだと再確認した出来事でした。

(masuidriveこと増井 雄一郎)

以上

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