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ストレージ・メールマガジン第14号、今回のコラムはGB単価が1ドルを切ることでSSDモデルのPCが主流に

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弊社のお客様であるコアマイクロシステムズ様が標記のメールマガジンを発行しました。

なお、今号の目次は以下の通りです。

[News & Topics]

◇6月15日報道発表

超大容量ステージングキャッシュと超高帯域 I/O を統合したスループット QoS 型の次世代 RAID ストレージ「Super RAID II」を発表
~わずか32HDD で 3GB/sのクラス最高のパフォーマンスを実現~

[Webサイトの更新情報]

「Super RAID II」のページを公開しました

[ストレージ・マーケティングコラム]

第二回:デスクトップやノートPCでSSDが主流に

原文をご覧になりたい方は以下をクリックしてください。
014.pdfをダウンロード

コラムを読みたい方は以下をご覧ください。

◆◆>[ ストレージ・マーケティングコラム  ]<◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

第二回:デスクトップやノートPCでSSDが主流に

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改めまして、マーケティングアドバイザーの吉政でございます。
今回のコラムはフラッシュメモリ・ドライブ(SSD:Solid State Drive)についてです。米国の大手調査会社であるGartner Groupの4月発表の資料によると、2012年のフラッシュメモリ・ドライブの価格は1$/GBをきるそうです。フラッシュメモリ・ドライブには書き込み制限があり、寿命があるSSDではあるのですが、HDDにもそもそも寿命があり、利用者の中ではフラッシュメモリ・ドライブの寿命についてそれほど意識されなくなってきました。そうなると、HDDよりもI/Oが速く、バッテリーの寿命を長くするフラッシュメモリ・ドライブが普及するのは確実視されるといったところです。

※フラッシュメモリの寿命については以下をご覧ください。
 http://blogs.itmedia.co.jp/yoshimasa/2009/11/ssdram-ssdflash.html

私は個人のPCとしてノートPCとデスクトップPCの両方でフラッシュメモリ・ドライブを使用しているのですが、その軽さと言ったらHDDと比べるレベルではないと感じています。特に軽く感じるのは以下の作業を行う時です。

・起動、シャットダウン
・バックアップ

スタンバイ時からの復帰はもちろん、起動においても全くストレスなく、はやいスピードで立ち上がってきます。

私が使用しているノートPCはdynabook SS RX2(購入後1年:Windows7)ですが、それぞれのスピードは以下の通りです。

※dynabook SS RX2
 http://dynabook.com/pc/catalog/ss_c/100118rx/index_j.htm

・シャットダウン状態から起動、パスワード入力までの時間:21.8秒

・スリープ状態から起動、パスワード入力までの時間:2.6秒

・シャットダウンまでの時間:7.8秒

・MS-PPTの立ち上げ+3.5MBあるファイルが開くまでの時間:3.5秒

・147MBあるJPEGファイル群をフォルダごとZIP圧縮:23.2秒

なかなか早いですよね。また、バックアップを取りながらMS-PPTのような重たいソフトウェアの作業ができるのもSSD搭載PCのよいところです。

ノートPCやデスクトップPCでフラッシュメモリ・ドライブが普及すれば、フラッシュメモリ・ドライブを活用したエンタープライズ向けのフラッシュメモリ・ドライブ・ストレージの原価も安くなるので、弊社にとっても追い風が吹くと思いました。やはり、良いものは安くなってほしいですよね。

以上

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