BCP、災害対策用システムには仮想環境が必須であると思う件
大震災によって、BCP(事業継続計画)やDR(災害対策)に関心が高まっています。
今後、想定外の災害が起こることをだれも否定できません。
万が一の大災害に備えて、重要なデータは十分離れた場所に保管し、有事のときに迅速にシステムを再開できるようにする必要があるといわれています。
その様な時に私が一番大事に思えることは予行練習を行える環境として構築しているかどうかということです。
BCPガイドライン等を読んでみると、必ず「予行練習をすること」と言ったガイドラインが出ていますが、実際に予行練習を行っている会社がどれくらいあるか非常に疑問に思っています。
以前、年間50回近くBCPに関するプレゼンテーションを行った時に会場にいらした方々に災害に備えた予行練習をシステム面で行っているかどうかお聞きしても、実際に行っている会社はかなり少なかったのを覚えています。
何故少ないかと言えば、プライマリーのシステムを実環境で構築しているお客様が多く、その様なお客様は予行練習用の本番と同じ環境を構築するのに非常にコストがかかるためだと予測しています。
もし、プライマリーの本番環境を仮想環境上で構築していたら、簡単にDRサイト側に仮想復旧させる予行練習を行えるはずです。
BCPのコンサルタントの方の言葉を思い出します。
「普段から予行練習を行っている場合でも有事の時はうまく動かないことが多のに、予行練習を行っていないのであれば、ほぼ有事に稼働しないと思います。」
皆さん、有事に備えた予行練習を行っていますでしょうか?
最後に、ツールを紹介します。仮想環境を活かしたCDPツール「Z-BYS」というツールがあります。システム規模に依存せずに10分で仮想環境上に復旧できる優れ物です。興味がある方は以下をご覧ください。