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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

生体認証方式の比較表 ~手のひら静脈認証システムの優位性~

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皆様、おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

弊社のお客様である日本セパレートシステム様より、許可を得ることができましたので、標記の比較表を公開します。

まず、生体認証方式について、簡単に触れます。生体認証方式とは対象者の身体の一部の情報を事前に採取、データ登録し、認証時にセンサで取得した情報と比較することで認証を行う方式です。主な生体認証方式は以下の通りです。

A)指紋認証方式(指の指紋で認証をする方式)
B)虹彩(こうさい)認証方式(瞳孔の周りの色がついた部分で認証をする方式)
C)顔認証方式(顔の形で認証をする方式)
D)静脈認証方式(指や手のひらの静脈の形で認証をする方式)

上記について簡単に比較をまとめた表が以下になります。

Ninsyouhikaku

実用的なことを考えると、認証率だけではなく、対変化(生体が水にぬれたり、ふやけた場合など)も非常に大事ですね。あとは、清潔感も気持ちの問題だけでなく、菌伝染の観点からも考えたいところです。

以下、物流業界向けの勤怠管理&タイムレコーダーを提供している日本セパレートシステム様が静脈認証システムを選んだ理由をヒアリングしましたので、掲載します。今後の、生体認証システムの選択にご参考いただければ幸いです。

***<以下、日本セパレートシステム様ご担当者様より

C)の顔認証方式は、メガネや顔の表情や老化でも認識率が低下するため、勤怠打刻用としては不適切であり、B)の虹彩(こうさい)認証方式は、一卵性双生児さえも識別する高い認証精度を有するほどですが、小型化が難しくコスト的にも現実的ではありませんでした。

残るはA)の指紋認証方式とD)の静脈認証方式です。この二つは両方ともコストがかからず、小型化も可能で認証精度も十分でした。しかしながら、弊社のお客様は倉庫や物流拠点など指紋へのダメージが大きい環境であり、指先をけがしても、指先がふやけていても高い認証率を維持できるものでなくてはなりません。

また、衛生面にもこだわるお客様も多く、その点からも非接触認証である静脈認証がよいと判断しました。

***<ここまで

簡単にまとめるといかのようです。

★「手のひら静脈認証方式」 採用のポイント
 ①左右両手を登録するだけでほぼ確実に本人を特定可能。
 ②ガイドなしの運用が可能で非接触型のため清潔感がある。
 ③指紋に比べ、登録に対する抵抗感がない。
 ④価格、設置スペースが数年前に比べて有利。

物流業界の現場で使用されるような過酷な使用環境を考えると、はやり静脈認証が一番いということになったようです。今回は簡単に説明しましたが、現在、詳細の技術資料の公開も検討しています。許可が得られ次第、このブログでもご紹介しますね。

なお、手のひら静脈認証方式を採用した物流業界向け勤怠管理&タイムレコーダーシステム「HandTime」については以下をご覧ください。
http://www.sepa-system.co.jp/package/handtime.html

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