CIO of the YEAR
ZDNet主体のCIO of the YEARという企画があります。
http://japan.zdnet.com/extra/ibmvision/cio-of-the-year/terms-and-conditions.htm
日本でもCIOという言葉がよく耳にはいるようになり、情報システム部が単純な社内システム屋のような指示通り動くような組織ではなく、会社を牽引するような、意思をもった技術組織へと、緩やかに情報システム部門も変化してきているのだと思います。
これはITを活用する上では、非常に良いことだと思います。
ただ、ちょっと気になったのは、CIO of the YEARの選考基準です。
選考基準は下記の通りです。
戦略の貢献度
企業に対しどれだけのイノベーションを実現できたのか(TCO、ROI、株価など)。
プロジェクトへの導入効果
ITの活用によりプロジェクトにどれほどの効果をもたらしたのか(コスト、生産性、開発期間など。
上記の()内の順位が両方とも「コスト」面が先にかかれ「効果」が後に書かれています。
何気ない順番ですが、私的には「効果」→「コスト」の順番で書いてほしかったなぁと思います。
コストが優先(重視)される情報システム部門は、どうしても縮小系の判断と活動をしやすく、効果(重視)を優先する情報システムは拡大傾向の判断と活動をしやすいと思います。
ITの市場の発展を考えれば、やはり重視すべきは効果のほうだと思います。
これが、欧米と日本の違いだと思います。
重箱の隅をつつくような投稿をするべきではないのですが、ちょっと気になったので書いてみました。
皆さんはいかがお考えでしょうか?