威張らないこと
ワイズノットに入社して2ヶ月がたちました。
入社するときに誓ったことをふと思い出しましたので、書いてみます。
「威張らないこと」
これは自分が自戒していることであり、
これは今までのベンチャー企業の中で経験から感じてきたことです。
多くのベンチャー企業で見られる傾向ですが、キーマンの中には自分がこの会社を食わしていると自負している人が結構多いように思えます。
(このように書くと、それは吉政さん自身のことですか?と聞かれてしまいそうですが、それはさておき、筆を進めることにしますw)
社員全員が会社を食わせている気概を持つことは非常に重要ですが、これがごく特定の一部の人が自負し始めると、その会社の成長が止まってしまうように思えます。
その会社が、個人の力の限界点程度の規模で満足するのであれば、そういう状態でも結構ですが、より大きな組織にしようと思った場合は、由々しき状態だと思います。
皆さんは自分だけが会社を食わしていると思ったことはありますでしょうか?
一旦そう思い始めると、必要以上に威張ってみたり、片意地を張ったり、虚勢を張ったりしてしまう傾向があるように思えます。
おそらく、そうなった瞬間に周囲の意見が耳に入らなくなり、それゆえに自分が自分の力以上に成長しなくなってしまうと思います。
一旦そうなってしまうと、今まで自負を持っていた分、いまさら引っ込みがつかなくなり、自分を転換できなくなりそうです。そして、成長が止まれば、成長し続ける会社をリードすることが出来なくなり、その時はキーマンであっても、やがて、会社からの信頼も失ってしまう状況になるような気がしています。
そして、信頼を失い始めると、人間は何とかそのポジションを維持しようと、さらに威張ったり、冷静な判断が出来なくなったりと、悪循環に陥ったりもするようです。
ベンチャーの人事推薦を考えるとき、私はいつもそういう部分を見ています。
部下をつけたとたんに威張る人
仕事が出来るようになると威張る人
こういう人は、キーマンには抜擢できません。
もう少し修行が必要に思えてしまいます。
そうなった時が一番難しいのが実情です。
仕事で成果を上げた時に昇進や昇給をさせなくてはいけないのですが、既に天狗になってしまっている人材を昇進、昇給させると、増長してしまいます。そうなると、さらに天狗になってしまうので、状況は悪化します。一方で昇進・昇給させないと、待遇がいい会社に転職してしまったりもします。
これを回避するためには、謙虚な人を採用すればよいということもいえますが、そんな人ばかりを採用すると、会社の行動量が上がらなくなったりと業績が伸びにくくなったりします。
そう考えると、結局、鼻っ柱が強い人材を謙虚な人材として育成するのが一番のキーマン養成の近道に思えます。
これを実践するためには、まずは自分が謙虚にならなくてはいけないようですね。
私も日々自戒しています。
「自分は誠実か」
「感謝の気持ちを忘れていないか」
自分が仕事を出来るのも、協力してくれる方々がいらっしゃるからです。
いつも感謝の気持ちを忘れないでいるように心がけます。
これからも感謝の気持ちを忘れません。