「させていただきます」の間違いだらけの使い方
皆さん、
おはようございます。吉政でございます。
現在、メールマガジンを15本近く担当していることもあり、自分の文章の書き方で勉強になることが多いです。
今日はその中でも特に、「へぇ」というかほとんどの人も間違っているのでは??と思えることがあったのでご紹介したいと思います。
「させていただきます」のよくある使用例
「送付させていただきます。」
「退職させていただきます。」
「提案させていただきます。」
「同行させていただきます。」
などなど、名詞に「させていただきます」をつなげれば、汎用的に使える敬語として結構便利なものと思っていましたが、実はこの「させていただきます」というのは上から目線の言葉だったようです。
「させていただきます」の意味
「させていただきます」を文法的に分解すると、、
「させて」は「する」の使役形に接続助詞「て」を付加したもの。「いただきます」は、もちろん「ます」の謙譲形になる。この二つの動詞が結びついて、複合動詞となり特別の意味を持つ言葉を形成している。
とのことです。では、その意味合いはと言うと、
「する」「もらう」の動詞が原形で、「する」の使役形を用いて、「もらう」の謙譲表現「いただく」を結びつけ「相手がしてほしいと望むのでしからば、自分が進んでしあげよう」という意味になった。しかし、この本来の表現が、いつの間にか、相手が望まなくても自分勝手にしてあげよう、という表現をとるに至る。
↑補足:この部分の説明はいろいろな考え方があるようです。一意見としてお読みください。
とのことです。簡単に言うと、表現的には割と尊大な使い方で、強い意志を持った「何が何でもやります」といった意味合いのようです。上から目線の表現なので、間違っても、お客様や上司には使ってはいけない表現なのですね。
では、先ほどの
「送付させていただきます。」
「退職させていただきます。」
「提案させていただきます。」
「同行させていただきます。」
を正確な下から目線の表現に変えるとどうなるか、例として下記のとおりご紹介してみます。
「送付いたします。」
「退職させていただきたく、宜しくお願いいたします。」
「ご提案いたします。」
「ご同行いたします。」
基本として名詞+「いたします」で十分なんですね。無理に一つの文章でいろいろ敬語っぽいものを連ねて複雑にするよりも、シンプルにして、最後に「宜しくお願いいたします。」などと丁寧にお願いする気持を添えるとよいと思いました。
ちなみに、今回のブログでは下記のブログを参考にさせていただきました。おっと失礼!参考にしました。
http://www.kobayashi.co.th/Kaicho-shitsu/zuihitu/keigo1.htm
詳しく書いてありますので、上記も是非ご覧ください。
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