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IT技術者教育に携わって25年が経ちました。その間、変わったことも、変わらなかったこともあります。ここでは、IT業界の現状や昔話やこれから起きそうなこと、エンジニアの仕事や生活について、なるべく「私」の視点で紹介していきます。

毎年、正月に餅を喉に詰まらせて亡くなる人がいる国って

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一休禅師は「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」と詠んだという(異説もあり)。数え年では正月で1つ歳をとるためだろう。

ちなみに「数え年」は以下のような規則である。いい年齢をした大人でも知らない人がいるので念のため書いておく。

  • 生まれた時が1歳
  • 正月が来るたびに1つ歳を取る

一休禅師の歌は、年齢的なものを表していると思われるが、正月には本当の命の危機も訪れる。餅である。

同僚の田中淳子さんが「お餅に注意。」で書いているとおり、餅は本当に危険である。飲み込む力が弱い高齢者や幼児は特に注意したい。私くらいの年齢でも、何かのはずみに喉に詰まらせそうになってあわてたことがある。

伝統食なのに、このような危険があるのは困ったものだが、注意して食べるしかない。別に食べなくてもいいのだが、伝統の重みには逆らえない。

元同僚は、英国人である夫君に「毎年、正月に(伝統食である)餅を喉に詰まらせて亡くなる人がいる国ってどう思う?」と聞いたところ「毎年、生焼けの七面鳥で食中毒を起こす英国と似てる」と言ったとか。どこも伝統食にはリスクがあるらしい。いや、これは飛躍しすぎか。

クリスマスの七面鳥(ターキー)は、丸のまま冷凍したものが販売される。これを解凍してからオーブンに入れるわけだが、解凍が不十分だと生焼けになり、サルモネラ菌中毒を起こす可能性があるのだという。

生卵も同様のリスクが存在するが、日本では次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が行き届いているため、賞味期限内(おおむね購入後1週間)であれば、ほぼ問題ない。冷蔵庫に保存したものを加熱調理するなら、1ヶ月くらいは何の問題もない(参考:日本養鶏協会「たまごの保存温度と日数」)。

ただし、卵を生食する習慣のない国は、そもそも消毒されていない可能性がある。学生時代の友人はマレーシア勤務時代、すき焼き用には日本から空輸された生卵を使っていたという。

話を七面鳥に戻す。現在の電子オーブンレンジは、表面温度と加熱時間から、適切な焼き加減にコントロールしてくれるようだ。ただし、表面温度を測定しているため、内部が凍っている場合は不正確になるかもしれない(この辺は専門外なので想像ではあるが)。

また、最近の七面鳥にはアナログ式の使い捨て温度センサーが付いている。肉内部の温度を直接測定し、適切な温度になったらポップアップする仕組みだ。こちらの方が正確な判断が出来るような気がする(写真)。

ちなみに、一昨年焼いたターキーは、オーブンレンジの調理終了とほぼ同時に温度センサーがポップアップした。なかなか正確なようだ。

まったく、伝統を守るのも命がけである。

turkey
▲左端に見えるのが温度センサー

命がけと言えば、最近、防かび剤やら保存料やらを使った食品が減って困っている。めんつゆなんか、なかなか使い切らないので保存料が添付されたものを探しているが、まったく見たことがない。副作用的に保存効果を持つ添加物は使われているのかもしれないが、効能が明記されていないのでよく分からない。

味噌や梅干しなんかも、うっかり減塩のものを買うとカビがはえたりする。本当に油断できない。

カビ毒はなかなかあなどれない。見えているカビを取り除いても、食品の奥深くまで汚染されている可能性が高い。

正月が過ぎ、余った餅にカビをはやしてしまうこともあるだろう。みかんもかびやすい。もったいないが、いずれも捨てた方が安全である。だから、カビがはえないように、冷蔵して早く消費するか、可能なら冷凍しておきたい。

そういうわけで、正月の食生活には注意して、元気に仕事始めを迎えたいものだ。

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