パワポマン引退の方向でLINEスタンプよりbing.comのクリップアートで有名になれるのではないだろうか?
私のブログで過去に紹介していた「パワポマン」がOffice.comのサイトから提供されなくなったようです。
米Microsoftは12月1日(現地時間)、これまでOffice.comで行ってきたクリップアートの提供を終了すると発表した。近年利用が減少していたためという。
ひょっとしたら一時的な提供の停止でbing.comに復活してくるのかもしれないと思いすぐにエントリを書くのをためらっていたのですが、私の過去のエントリに対しての流入が増加の一途をたどっていることから皆さんに切れたリンクをこれ以上お見せする状態を止めなくてはならないと感じました。完全に表示されなくなってから1ヶ月以上が過ぎた状態で今後がどうなるか確たることは言えないのですが、おそらくこのままパワポマンはさよならでお疲れ様でしたということなのではないかと思います。
あの人たちを見られなくなるのは悲しいのですが、いつまでメソメソしていても仕方がありません。何か代わりの人を探していくことになるかと思います。
さて話は変わりますがLINEスタンプなどのuser generated contentが脚光を浴びています。少し前にはUGCといえばブログだったんですが時代の流れは早いものですね。今、世界に数億人いるOfficeユーザはクリップアートを挿そうとするたびにbing.comのccライセンスフリーのフィルタを通した中から良さそうなものを選ぶことになります。これとんでもないビジネスチャンスです。極東とアジアの一部でしか使われていないLINEのスタンプは直接的に課金ができるとはいえあれだけの脚光を浴びました。Officeの場合は課金プラットフォームはないながらもその露出の大きさたるやLINEスタンプの比ではありません。もしパワポマンのように受け入れられやすいキャラクターを作ることができれば、直接的に収入を得ることには向かないかもしれませんが「あのパワポマンのデザイナー」として有名になれるかと思います。それも世界的に。
わかりやすい例で言えば寄藤文平さんがいらっしゃいます。JTの大人タバコ養成講座でのコミカルなイラストは私も大好きですが、後日東京メトロで「家でやろう」といったポスターを見た時はパッと見て「あ、大人タバコの人だ」とわかりました。同様にもし今パワポマンの人がそこそこの金額でパワポマンのタッチで何かデザインするという商売をし始めたら大きな需要があるでしょう。同様に自撮りして「パワポマンになる」アプリを作ったら爆発的なヒットになるのではないかと思います。もちろんパワポマンが現役復帰しbing.comに良質な公式クリップアートが大量に投下されればUGCの盛り上がりが止まってしまうかもしれません。しかしながら今の流れを見ているとビジネスの現場での共通言語となり得るような第二のパワポマンが現れるような気がしてなりません。(というかパワポマン自体が第二のScreen Beansですが)
というわけでさらっとMetasequoiaの使い方など勉強してみようかなと考えております。コミpoでも行けるかと思ったのですが、良い素材がないようでした。MMD職人の方が本気出せばすぐですよね。
ちなみにもし2代目パワポマンの座を狙って何か作るとすれば、初代パワポマンに習って人種性別の網羅性を考慮する必要があるかと思います。その上で職業などはtwitterあたりでリクエストがあるたびにレンダリングしてOpenClipartあたりにシェアするという流れが良さそうです。なお私はさらっと「パワポマン」と言っておりますがポリティカルにコレクトな表現ではありませんでした。が、過去数回に渡りパワポマンと言ってしまい微妙に定着しつつあるので修正するにできない状況にあります。ごめんなさい。2代目パワポマンはパワポpersonあたりの呼び名に落ち着いてくれるといいなと思います。
「Unicode 8.0」で肌の色の多様性に対応へ、“絵文字”に肌の色を変化させる符号を追加 -INTERNET Watch
なおパワポマンが公式に配布されなくなったということで本エントリには画像を載せませんでした。過去のエントリからは削除しておりませんので確認したい方は下のリンクより御覧ください。たぶん彼らのことだろうというのが思い浮かぶパワポマンの普及度は本当にすごいですね。
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