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バックアップがあるという安心感が技術者を攻めの姿勢にする

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今日twitterでPCの具合が悪い人を見かけました。購入後しばらくしてすっかり自分仕様になったところで壊れると嫌ですが、まだ買って間もない時期だとまだ傷が浅いですね。私が今使っているPCは買ってすぐに1回バックアップ、アプリ類を一通り入れ終えたところで1回バックアップ、とシステム部分について2回バックアップをとりました。データについては子どもの写真等の大切なものはデジカメ内(SDカードの生データ)、PC、外付けHDDと3箇所にデータがあります。外付けHDDは2,3ヶ月ほど遅れる形ですが個人ベースで運用する分にはまぁまぁではないかと思います。子どもの成長の様子は半年に1回メディアにして実家に送っているので東京⇔名古屋の各地保管にもなっています(笑)。

さて、プログラミングやサーバ構築等に際して環境をいじる際には、基本的にバックアップや設定ファイルの書き出しなどを行います。これをしっかりやるとやらないのとで学習の効率が結構変わってきます。

それは単に時間を効率的に使えるから、というわけではありません。いつでも元に戻れるという安心感から、ギリギリのところまで好きなようにできるからです。場合によっては確信を持って壊すところまでいきます。システム管理系の研修では、ディスクが破損した状態からのRAID再構築であったり、起動プロセスに不具合のあるOSの復旧であったりという作業が研修業者側で準備してありますが、それを自分でやるようなものです。

反してバックアップ等の準備ができていないと、OS側が用意してくれている「復旧」のボタンを押すにも「これ押して失敗したらどうなるだろう」等と色々と考えが巡ってしまい、却ってOSの開発者が意図しない行動を取ってしまって(DOSコマンドでなんとかしようとする、非公式の復旧ソフトをいきなり試す、など)事態を悪化させてしまいます。

話は大きく変わるのですが、トヨタ自動車が100万台規模のリコールをしていました。これは販売店側の修理体制や代替部品の供給プロセス、問題発見プロセスに自信があるから行えることなのではないかと思います。このどこかに不安があればヤミ改修であったり事故隠しであったりという方向にいっても不思議ではないと思います。

また、現行プリウスはハイブリッドと比較しても故障が少ない優秀な車種であるように感じられますが、それは初代プリウス等を修理して得られた様々なノウハウが活用されているからではないかと推察しています。壊れるものは壊れる、と構えていることは良いものを作るための大切な要素であるように思います。

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