『ソフトバンク流「超」速断の仕事術―1か月かかる仕事を1週間でやり遂げる!』を読みました
オルタナブロガーの大木さんより著書「ソフトバンク流「超」速断の仕事術―1か月かかる仕事を1週間でやり遂げる!」をいただきました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4478009201
この本の中でも一番おもしろいと思ったのは経営者と部下の情報量の差です。
自分の身近に置き換えてみると上司と自分との間での報告、連絡、相談と言えると思います。
上司はその立場からしても、また長年会社でやってきているということもあって部下よりも圧倒的に多くの情報と接しています。
しかし部下から見るとなかなかそうであるという実感を得られることがなく、現場の状況をすべて伝えなければという思いから時に冗長かもしれないほどの報告をあげることになります。
それでも丁寧に聞いてくれる上司が多いのは、上司自身の情報を補強するため、部下の認識レベルを知るため、報告スキルの向上のため、という点があるのかもしれません。
もちろんせっぱつまった状況であれば「そんなことはいいよ」なんて上司からさえぎられてしまうかもしれません。しかしながら本書にも合ったとおりに危険なプロジェクトこそしっかりとコミュニケーションをして、後戻りのないように進めることが重要なのかもしれません。
本書を読んで、今までの自分はいかにも足りてなかったなと思うのに加えて上司に恵まれた(ている)なと本心から思います。私はソフトバンク社とは大いに社風の異なる環境にいるのだと思いますが、そのように思えるということはまた本書には大切な成分がぎゅっと詰め込まれているんだなぁと思いました。
本の最後のほうに大木さんが「40歳でのリタイア」を思い直すところがありました。いつまでも大木さんがリタイアできないなんてことにならないよう、我々若手はいろいろなことを吸収しなくてはならないですね。そのことで先ごろとても残念な思いをしました。毎日の仕事を大切に、ブロガーミーティングなどで先輩方にお会いできる時間を大切に、家族を大切にしたいという思いで胸がいっぱいです。
追伸。私の上司は経営者から「家族を大切に」というメールをいただくほど忙しくはなかったようです(笑)