オルタナティブ・ブログ > 一般システムエンジニアの刻苦勉励 >

身の周りのおもしろおかしい事を探す日々。ITを中心に。

赤福がなければ御福餅を食べればいいじゃない

»

私の実家は愛知県にあり、三重テレビが受信できます。小さな頃から赤太郎が「ええじゃないか」を踊るCMに親しみがあり、また、父の実家が三重県にあることから帰省に際して名阪高速のサービスエリアで赤福ないし御福餅を買うのは恒例となっており、夏休みに琵琶湖に遊びに行くと名神高速のサービスエリアでは赤福系のお菓子である名福餅を買うということも恒例だった私にとって、赤福問題はかなりショックなニュースです。

せのおさんもエントリで

東京に来てからこそあまり「赤福」にはお目にかからなくなったが、

と言っておられますが、東京に来てから確かに見かけません。そして赤福と言うと、稀に2個入りのものを見ることもあるのですが、ほとんどは8個入りが一番小さいです。それを2人で食べると1日に4個になります。3時のおやつと夕食後などに分けたとしても4個食べると少々胃が重いのですが、翌日に繰り越すと餅の部分が固くなってしまいます。しかし常温に置いておくとアンコが乾いてきてしまいます。うちの実家では冷蔵庫に入れて保管し、冷えて固くなった赤福を電子レンジでほんのりと温めて食べておりました。温め具合がちょうど良いと餅が30センチくらい伸びます。夏場は冷やしたものもそれなりにおいしいです。

地元では、赤福の店舗でしか食べられない赤福氷というものや、ついたち餅と言われる毎月1日限定の和菓子が有名です。私の兄の奥さんの実家は三重県の桑名市にあるのですが、ご両親がついたち餅を買いに行くのを楽しみにしているそうです。夜明け前から長蛇の列ができる一種のお祭り騒ぎのような側面もあるイベントです。

赤福関連のニュースを聞いてそんなことを思い出していたら赤福が食べたくなってきました。もともと東京では入手しづらい赤福ですが、このような事件があった以上、より入手しづらいことが予想されました。そんな時、朝刊に挟まった西友の広告に「御福餅」が掲載されていました。御福餅は赤福のような和菓子です。目隠しして食べたらほとんど見分けがつかないと思います。少しアンコがしょっぱいような気がしますが気のせいかもしれません。私は売り切れているのではないかと思って内心焦りながら店頭に向かったのですが、全然そんな事ありませんでした。東京ではこういう直球に甘い和菓子は受け入れられないのでしょうか。よく甘味通が多いと言われる名古屋では赤福が好きだという人が多いんですけどね。なお、西友の店頭には「御福餅は赤福とは関係ありませんのでご安心下さい」という旨の案内文が掲示されていました。御福餅の会社には悪影響が出ているのでしょうか、それとも赤福食べたい症候群の患者が流れて好影響が出ているのでしょうか。

ええじゃないか
食べ終わったあとの写真ですみません。

そういうわけで、どれくらい似ているか1枚くらい写真に取ればよかったのですが、奥さんと2人で2日かけてすっかり食べてしまいました。今日は2日目で少し固くなっていたので電子レンジで温めました。うちの電子レンジでは一番出力を絞って200W×30秒で温めるとおいしかったです。

この騒動については「ええじゃないか」とは言えないところですが、製造日が古くても、冷凍だとわかっていても「おいしい」と言えるものであればこれから先も人気商品であり続けることができるのではないでしょうか。幸運にも赤福には御福餅のようなアンコ+餅という組み合わせのライバル商品がありますので食べたくなったらそちらを食べることもできますが、早く戻ってきて欲しいものです。赤福の今後の信頼回復に期待しております。

Comment(4)