ブログを書くことは論文試験に役立つか
ブログを書くにあたっては、注意すべき点がいくつかあります。
それらを意識してブログを書くことは、
情報処理技術者試験のシステムアナリストやプロジェクトマネージャ、
アプリケーションエンジニアなどの午後試験で出題される
論文試験に役立つのではないかと思います。
1.テーマを意識すること。
ブログを書くときには、テーマを決めることが多いです。
そのテーマからはみ出さないように意識して続けることは、
一貫性のある論文を書くことにつながるでしょう。
2.自分の立場を意識すること。
特に会社名や実名を出してブログを書いている方は
会社に悪影響を与えないように自分の立場を意識して
ブログを書いておられることだと思います。
論文試験では、それぞれの区分に応じた視点で回答することが
要求されます。コンサルタント的な視点から
アプリケーションエンジニアの論文試験を回答したとしても
それが題意にそぐわなければ評価されません。
3.読者を意識すること
会社で作成する文章は、お客様向けに作るものもあれば
自分達だけがわかればよいものもあります。
設計書などは後から読まれることを意識しますが、
同僚と交わすメールなどは勝手知ったる仲ですので
メロメロだったりします。
ブログでは他人の目を意識して文章を作ることになります。
誤解しやすい文章になっていないか?
自分だけがわかる略語を使っていないか?
誤字・脱字はないか?
この辺りのトレーニングには非常に適していると思います。
4.後から読めること
自分の書いた文章は1ヶ月寝かすとアラが気になります。
ブログでは過去のエントリを参照することも簡単ですし、
カテゴリ機能とかタグ機能と言われる機能により
特定の分野について自分が作成した文章を
横断的に眺めることができます。
文章そのものの上手下手だけでなく、知識体系のムラなども
調べることができると思います。
(私のブログもそろそろカテゴリを分類しなくてはなりません。)
5.他人からのフィードバックを得られること
直接コメントやトラックバックをもらったり、
はてなブックマークのこれはひどいを
もらったり することで他人からのフィードバックを得ることができます。
今のところ私は「これはひどい」とか「アレゲ」とかをもらわないで済んでます。
そういうわけで、情報処理技術者試験の論文試験という形態が
いつまで続くかわからない情勢ではありますが、
私が勝手に名付けた秋の3大論文試験
- システムアナリスト
- プロジェクトマネージャ
- アプリケーションエンジニア
を目指しておられる方々におかれましては
ブログを立ち上げるなり、今あるブログにカテゴリを追加するなりして
「秋に○○を受けます」宣言をされるのがよろしいかと存じます。