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新著「起業したい君は、まずブラック企業に就職しなさい」を上梓します。

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昨2013年2月に「シンガポールと香港のことがマンガで3時間でわかる本」、3月に「講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ」を著してから、約一年・・・

昨年7月より資本と経営に参画しているゴマブックスより、これまでの2冊とは趣きの違う 具体的な行動指南書 「起業したい君は、まずブラック企業に就職しなさい」を来る2月26日に上梓させていただくことになりました。ただいま先行発売するPOD(プリント・オン・デマンド)版の予約受付中です。


えっ!ブラック企業 って不味いでしょ!?って、アレですよね。

はい、不味いです。
よくないです。一般的には。

今回の本は、【将来の起業を目指す方】のみを対象に書いたものです。フツーの人生、会社員生活を指向されている方には、まったく向いていません。

一度きりの人生を大きく跳ねてやろう、と冒険を探究する君に、まず就職先を見出す前に読んでもらいたいのです。




では、本書のコアの部分を、一部抜粋してご紹介させていただきます。


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■ 一般的なブラック企業の定義と、僕が就職先として推す企業像  (POD版 本書15~20ページ)

ブラック企業という言葉をWikipediaなどの辞書サイトで調べると、こう書いてあります。

『入社を勧められない過酷な労働搾取企業を指す。労働集約的な体質の企業が多く、入社は比較的容易であり内定も早い。従業員は使い捨ての消耗品同然の存在として扱われ、常に新人を募集し続けている。入社後には厳しいノルマや長時間労働、サービス残業などの一方的な企業利益を追求することに巻き込まれ、平均勤務年数が短い上に、短期間での離職率も高く、多額の広告費を人材募集に費やす……』
いわゆる、ブラック企業問題。そういった会社に勤めることで、キツいノルマや長時間労働によって、体を壊したり精神が病んでしまい自殺してしまう人が多く出ていると、いま激しく社会問題化しています。

特に昨今、テレビや新聞、雑誌などで猛バッシングを受けており、国会でも取り上げられているほどです。

ですので、ここで「ブラック企業に就職しましょう」と言うと「とんでもないことを言う人だな」と思われるかもしれません。あるいは「なぜ、そんなことを言い出すのか」と批判するために、本書を入手された方もいるかもしれません。

しかし、僕は本書において『単純労働を1日16時間繰り返す工場の工員』とか、『名ばかり店長でまったく休みがない飲食店の従業員』だとか、そういうのになりましょうと、唱えているわけではありません。そして実際にそんな過酷な作業をこなしても、将来の独立開業、起業にはほとんど役に立たないでしょう。

僕が本書で取り扱っている『ブラック企業』というのは、昨対比1000%増の売上げ目標を掲げていたり、先月からノルマを10倍アップしましたと誇るように会社概要とかに書いてあったり、実際に社員数が短期間でめちゃくちゃ増えている、製造のノルマ設定が急伸していたり、新商品開発の進捗計画が激しい……などの、いわゆる自ら『急成長を標榜している企業』『実際に急成長している企業』のことを指します。

そして今回、僕が入社を勧める、そういった「猛烈急成長志向」企業は、前述のWikipediaで具体的に書かれていた、

・過酷な労働搾取企業
・労働集約的な体質の企業
・入社は比較的容易であり内定も早い
・従業員は使い捨ての消耗品同然の存在
・常に新人を募集し続けている
・厳しいノルマ
・長時間労働
・サービス残業
・一方的な企業利益を追求することに巻き込まれる
・平均勤務年数が短い
・短期間での離職率は高い
・多額の広告費を人材募集に費やす
といった傾向を併せ持つ会社がほとんどです(笑)。だから、一般的には非常に「入社を勧められない」会社にあたるでしょう。

加えて、社内には、めちゃくちゃ働いていることを自慢している社員がいっぱいいたり、めちゃくちゃ働いていることが嬉しいという社員がたくさんいることが更に望ましいですねぇ。
そういった会社は、確かにWikipediaで指摘されているように、労働搾取型といえばそうなるんですけど、こういった「猛烈急成長“志向”」企業で実際に働いている人は自分の労働力とかエネルギーを搾り取られているという感覚の人は少なくて(そう感じている人が、次に辞める人)、中心になってやっている人というのはむしろ進んでそういう状態になっている人が多いものです。
僕はこれらの「猛烈急成長“志向”」企業に就職すれば、きっと「ゆくゆくは起業したい」あなたに非常に大きなイノベーションをもたらしてくれる、ということを期待しています。

ですから、僕が本書にてあなたに就職を勧める企業像は、一般的には『ブラック企業』と定義される区分には含まれることが予測されますが、世の中にて『ブラック企業』とされている全てをお勧めするわけではない、ということをご認識ください。

僕があなたに勧めるのは、世に言われるブラック企業の中でも『猛烈急成長“志向”企業』への就職なのです。

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