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反韓流のデモの様子を、シンガポールでみて思うこと。

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フジテレビの前でやってた反韓流のデモ(8月21日)はすごかったらしい。

暴力や破壊こそないけど、【理由なき衝動】という点では、先日のイギリスの暴動のようだな、と感じました。

僕はCXがそんなにも韓国製のエンタテインメントコンテンツばかりを放送しているのかどうか、しりません。どの程度のシェアなのかわからない。
月に一週間は日本に帰るけど、あんまテレビみないし。

でも、僕のざっくりとした印象では、NHKやTBS、テレ朝もけっこうやってませんかね。韓国製の連続ドラマ。

16年間、東京で媒体の広告を売っていた僕が思うに、テレビ局が、韓国製のエンタテインメントコンテンツを放送する理由は以下の3つだろう。

・視聴率が取れる。

・広告収入が取れる。

・番組制作のコストパフォーマンスがいい。

昔よりも、流してんじゃないかな。昔は上記3点がなかった。いまはあるんでしょ。

日本のテレビ局もそのようなんだけど、日本以上に韓国製のコンテンツが流れていると思われる国はけっこうある。ベトナムとかタイとかシンガポールとか。

ここ数年でなんで、そうなったのか、も同じ上記3点の理由だと思う。

制作費に関しては、
前にも別で書いたけど、ベトナムやタイのテレビ局は番組の調達費用がタダだったりするしね。

いっぽうで、そもそも日本のエンタテインメント コンテンツは世界で戦える仕様になっているもの、戦うつもりのものが少ないんだよね。

肖像権のなんたらや著作隣接権者が多すぎで、そもそも正規ライセンスのドラマが海外のテレビ局に番組販売できなかったり。

故に海外では正規の商品/コンテンツを見ることは殆どない。

世界中で販売されている売られているジャパニメーションやアダルトビデオのDVDやオンラインは、目分量だけど、99%以上が海賊版で、権利者へその対価は全く還流していないと思われ。

かたや韓国のそれは違う。

世界で、アジアで稼ぐ という明確な企図、意気込みがある。

英語版や中国語版つくってるもんね、ドラマや歌。
その姿勢がまったく違うってことなんでしょ。単に。

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で、視点を変えて

日本を世界に主張するってことで。

観光庁による、嵐が出演してる招き猫ビデオ をyoutubeで観た。
(海外からは一切アクセスできないGyaOでは観れない)

嵐の一人ひとりが、日本各地にて、諸外国に対し「にゃー」と言って、訪日を呼びかけている。このビデオ、一部では酷評されているけど、僕は好き。

…海外の人々がどの程度、嵐を認知しているのかは知らない。

みんな海賊版DVDやパンドラとかでオンライン観ているのかしら。

しかし、残念ながらコレが導線になってる消費者向けのサイトが探しても、見当たらない。

きっと作らないんだろね。

嵐はwebに出れないしね。

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