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田村耕太郎さんにご注目ください

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いよいよ 舛添さんに続いて、与謝野さんも新党結成云々で話題を提供しだしました。

が、しかしみんなの党はいまのところ選挙前には再編を仕掛けるようには見えません。渡辺代表も言ってる通り、参院選の議席数こそが政界再編の主導権(キャスティング・ボード)そのものなのでしょう。
したがって僕はいくつかの保守・新自由系・小泉継承派が乱立し、参院選では民主対ミニ政党群になると見ています。そして選挙が終われば政界再編はある、と加藤は考えています。

・・そのような動きに先駆け、田村耕太郎さんは去る2月8日、民主党の入党を受諾いたしました。
田村さん自身も最後の最後まで悩んだ末の結論でした。決め手は『出来るだけ早期に政策が実現出来る環境』がありそうなことです。
田村さんは、政策の大きな柱として
1. 国有財産運用(年金の見える化、運用改革も含む)
2. 世界が欲する技術・コンテンツの世界へのセールス
3. 税制改革:法人税減税(労働分配率に応じて減税)、研究開発税制、贈与税撤廃
を掲げています。
詳しくは入党にあたり、氏が民主党に提出した政策(pdf)をご覧ください。

ご承知の通り、昨年の衆院選以前から民主党が掲げている各種政策はポピュリズム丸出しの集票用のちょうちんばかりで、ほとんど全て内容がない・・・どころかこのマニュフェスト(Flash注意)は実現すればするほど、より国が悪くなる自虐アホアホ政策ばかりです。

ところが氏も指摘しているように現在既に民主党は衆院選勝利を経て、実質過半数の議席を取っています。つまり普通に行けば、あと3年超も日本の政治の中枢に居座り続けてしまうのです。

しかも、この夏の参院選は、僕の上記の予想があたってしまえば『誰も勝たない』選挙戦となる気がしています。おそらく民主党も苦戦しつつも、絶対当選人数では2位の政党(自民?みんな?公明?)の倍以上の当選議席は確保するでしょう。

もちろん、田村さんがこれまで掲げている 国を挙げて世界との商流を強化していく経済成長路線は、民主党が掲げているほぼ鎖国&国内外バラマキ政策とは真逆のものばかりです。故に党内でのコンセンサスも困難を極める可能性も高いでしょう。

しかしながら、だからといって このまま野党にいては何一つ政策を現実に出来ない可能性が高い。
であるならば、挑戦してみようじゃないか、というのが、出た結論の全てと言っていいと思います。
田村さんはマジで日本の国に残された猶予期間は短い、あと2年しかない、と考えているのです。

民主党入党にあたって、彼が思いを語ったブログや日経ビジネスオンラインからうけたインタビュー (会長/社長、役員が読んだ同サイト2月の記事で一位)でも、そのことを力説しています。

またこんなふうに彼の決断を見てくださっている方も現れています。
◆田村耕太郎参議院議員が民主党入り 日本政治の「キーパーソン」に

加藤自身も、もとより縮小経済下で『団塊世代の年金受給』が始まる2012年こそ日本財政再建のデッドラインという思いを強く持ってきました。もう待ったなしの状況になっていると言っても過言ではない、と思っています。

そしてそのあと2年の間にいったいナニがどこまで出来るのか。
僕は引き続き精一杯、田村さんを応援していきたいと考えています。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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龍馬伝、毎週観ているんですけど、第6話で吉田松陰が龍馬にぶつけた台詞があります。これが素晴らしい。いま田村さんと様々な議論をしていて感じてる心境とシンクロしております。

『捉えられるかも知れんしアメリカ人に乗船を拒まれるかも知れん。
それでえいっちゃあ。
何もせんでおることより、その方が何千倍、何万倍も値打ちがある。』
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