JR西日本の台風対策を取り上げた共同通信の報道姿勢に感ずる違和感
»
台風10号がこれまで経験したことのないような暴風、高波、高潮、それに、記録的な大雨をもたらす可能性があるとのことで、予想されている最大風速70メートル予報では「アスファルト剥がれ飛ぶ」という報道もあります。
命を守るための行動として備えるのが2~3日前、動くのが1日前とされています。
2020年9月5日 12時32分に配信されたこちらの記事では、
「高潮が発生する前には暴風となることが予想されている。暴風の中では逃げること自体が危険となる。暴風警報が出たら、逃げられる最後のチャンスだと意識し、自治体が出す避難に関する情報にも注意してほしい」
こちらのように、行動する最後のチャンスだと気象庁が発表しているほどです。
さて、このような状況に対して、宅配会社やコンビニ各社が対応を発表しています。
そして、JR西日本は通常福岡県那珂川市に停車させている山陽新幹線の一部を、県外に避難させる方針を決めたと共同通信が9月5日 22時53分に配信しています。
この記事で気になるのは冒頭紹介したような状況であるにも関わらず、今回の判断を批判的に捉えていると推測される部分です。
列車は運行を終えると車両基地に入庫し、翌日出庫して各駅に向かう。通常の配置から遠く離れた車両基地へ列車を退避させると、天候回復後の運転再開が遅れる恐れもある。
確かに指摘されるようなリスクはあるかもしれません。
ですが、これまで経験している水没リスクを回避するためには合理的な対応だと自分は感じます。
何が問題って仮に車両が水没するなどの被害を受けたら、今度は事前の対策が不十分だと報道するんでしょうし、今回指摘したようなケチ付ける報道って何のためにしているんでしょうね?
SpecialPR