退屈なウェブ会議を気が利いたプレゼンに仕立ててくれる「mmhmm」がいい感じ。
見逃して居たのですが、7月初旬にエバーノート創業者のPhil Libin(フィル・リービン)が「Zoom」や「Google Meet」といったビデオ会議アプリや「YouTube」といった動画サービスで利用できる新しいプレゼンテーションアプリ「mmhmm」(ンーフ―)を発表したとのこと。
わたしは遅ればせながら28日に日経ビジネスが配信したこちらの記事で知りました。
フィルさんとはご縁があり、日経の記事を見て早速友人に連絡してみたところβ版のテストが出来ることになったので記事化してみたいと思います。
このコロナ騒ぎが起きる以前に集合ビジネスで稼いでいた方々の多くは現在オンラインに移行しているかと思います。
クロマキー設定はZoomでは普通に出来ますが、ピクチャ・イン・ピクチャで資料を画面に出したり、消したりを自分で話しをしながら講演するのはさぞかし大変だろうと思います。
そんな手間を劇的に軽減してくれるのが「mmhmm」(ンーフ―)です。
操作は簡単で、アプリを立ち上げたら、入力するカメラを選択して処理方法を決めます。
基本的な表示パターンは3つあり、自分の表示方法やサイズなどを調整します。
プレゼンで使用する資料やウェブサイトがあればそれを登録します。
準備が出来たら、zoomなどのウェブ会議ツールに接続します。
ぶっつけ本番でzoomに繋いでみた様子がこちら。(友人の名前が表示される部分と音声はカットしてあります)
こんな感じで始めて触ってから1時間もせずに、こんな感じの会議ができるようになってしまいました!
さて、ウェブセミナーは録画したデータを使えば、配信トラブルなどを回避できるので運営的には安心です。
ですが、いつでも見られるとなると希少性が無くなってしまうのが痛いところです。
そういう意味で毎回違うことの織り込み方が視聴者を集めるうえで重要な要素となりそうです。
ちなみにこちらは「mmhmm」で今日使った設定を保存している画面でして、
前述したような背景から、オンラインで講演(プレゼン)するネタをこちらのように保存できるというのは、講演活動や営業活動がオンライン移行して、そこで結果を出さなければいけない人たちには非常にありがたい機能ではないでしょうか。
また、コロナの影響でオンライン授業を行なうことになった講師の方々にも「mmhmm」は大きなメリットを与えてくれるだろうと感じました。
自分は初対面の方との会議でなければ基本映像は使わず資料となる画面を共有する派でした。
とは言え、相手の反応がこちらに伝わりにくく、会議の種類によってはやりにくさを感じていた面があったのも事実です。
また、相手の顔が大型モニターでフルスクリーン状態で会話することの威圧感にどうしたものか...と感じたことも。
こんな感じで様々な課題感を感じていたウェブ会議での映像使用ですが、打合せ内容が明確に決まっている会社説明やサービス説明は「mmhmm」を使ったほうがきっと受け手の満足度も高まるだろうと思います。
これからの時代の講師、教師、営業マンと言った職業の方々には、ウェブ会議での映像の見せ方(映り方)、映す素材を含めた構成力、そしてしゃべりの力を組み合わせてPCを操作する能力が必要とされるようになるのでしょうね。
ここに来てリーマンの時よりも厳しいという話が出てきたりしている状況ですが、
このような時期であっても、セコイアキャピタルやツイッターの共同創業者であるビズ・ストーン氏などの投資家から450万ドル(約4億8000万円)を一瞬にして集めるビジネスアイデアは出てくるものなのですね(驚)
「mmhmm」がサービスとしてリリースされる日が楽しみです。