ソーラー電池もスケーラブルに。Teslaの3500ドルのバッテリーが世界を変える
Teslaと言えば電気自動車が有名ですが、イーロンマスクがGW前にTesla Energyというバッテリーの発表を行ったようです。
CO2の増加について発表の冒頭でこんなグラフが示され、
従来のバッテリーにはこんな問題があるとイーロンマスクは指摘します。
Existing Batteries
- expensive
- unreliable
- poor integration
- poor lifetime
- low efficiency
- not scalable
- unattractive
こちらのビデオの6分20秒あたりからTesla Energyのコンセプト映像が紹介されています。
そこではTesla Energyが家庭用のバッテリーとして機能しつつ、前述したように従来のバッテリーがunattractiveであることに対し、サーバラックのようにバッテリーを増やして発電を可能にしたり、更にはそのラックを集積することでより大規模な発電が可能になる様子を紹介しています。
イーロンマスクの発想のでかさにはいつも驚かされますが、今回の発表の中でも160ミリオンのパワーパックを使うとアメリカ全体での移行を可能に出来るとか、900ミリオンのパワーパックで世界規模での移行を可能するというまさにスケーラブルな構想が語られているのが印象的です。
このTesla Energyが普及することで冒頭で紹介したCO2削減の可能性があるとしているのを見て、
その昔Googleのサーバはむき出しのマシン組み上げてそこからどんどんサービスをスケールさせていった事を思い出しながら、今後出てくる新しいビジネスモデルにはこういう要素が含まれるものが多くなってくるのかもと感じたり。
売電のところで日本ではいろいろあるようですが、大規模な震災が起きた場合に太陽光で発電を個々人の自宅で継続できることのメリットは大きいと思うだけに、このような設備が一般的になるのも遠い日ではないのかもしれませんね。