IBM「BlueMix」全面的にフラットデザインが採用されているのに驚いた
IBMが提供するSoftLayerを基盤とした次世代クラウド・プラットフォーム「BlueMix」。
「今だから知っておきたいPaaSの最新動向とBlueMix」と題して開催されたIBMでBlueMixをはじめとするクラウドの開発に関わるアンドリュー・ヘイトリー氏とのMeetUpイベントに参加しました。
Salesforce社のサイトの用語解説のページの「PaaS」の項にはこんな記載があります。
PaaS とは
PaaS(Platform as a Service)は2007年にSalesforce.comが提唱した概念です。SaaSはアプリケーションをサービスとして提供する形態ですが、PaaSはプラットフォーム自体をサービスとしてネットワーク経由で提供する形態です。ここで言うプラットフォームとはアプリケーションソフトウェアを構築して稼動させるフレームワークを指します。このフレームワークにはデータベースやUI構築のためのライブラリなどが含まれます。これらを使ってユーザーが独自のシステムを構築することができます。
ホームページ制作会社をやっていると多くの業界の方々と知り合いになれるのが特徴です。そういう意味ではその時代時代でお金を掛けて宣伝しようという動向が明確に分る仕事でもあります。
最近お手伝いさせていただいている会社さんや案件動向として、PaaSを利用してビジネスを展開している方がここ数年で増えており、直近動向としてはハイブリッドクラウドの方面やSoftLayerに関わる事案などやはりIT業界の同行が如実に表れている状態であります。
さて今回のイベントで紹介された「BlueMix」は日本にどんなインパクトをもたらすでしょう?
「IBMのPaaS『BlueMix』はスタートアップに売り込む」という記事がITproに掲載されていますが、確かに日本の企業風土を考えるとこの手のサービスのメリットを享受できるのはITテクノロジー系の企業やスケールアップを想定する必要のあるベンチャー系と言えるでしょう。
また、こちらの解説動画を見て思うのは、自前主義のアメリカであればこの動画で解説しているようなビジネス利用が可能だろうと思いますが、ここで解説されているようなメリットを開発会社に丸投げ体質の日本ではアピールポイントとして使いにくいかもしれません。
と言いつつも、このスライドにあるように一応IBMとしてもマーケットプレースなども整備していく意向のようではあります
わたしのエントリではここ最近テクノロジー失業時代についてのエントリが増えています。その背景として頭脳明晰なオタクがIT技術を利用して大成功を収めるグローバルスーパーリッチの時代を考慮する必要があると考えています。
このような時代においては一握りの超優秀な人間がそのアイデアを活かして大きな成功を掴むことも可能で、従来であればそのインフラを準備するのに先行投資が必要であった訳ですが、今回紹介している「BlueMix」のようなサービスを利用して国際的なビジネス環境を簡単に構築してビジネス規模の成長とともにIT環境をスケールアップしていくことも可能な訳です。
最後にデザインなどに関わる人間として今回見せてもらった「BlueMix」の画面は全面的にフラットデザインが採用されている点でもIBMの取組みの本気度をこういうところからも感じる事ができ、正直驚きました。
「BlueMix」に興味を持たれた方にはこんなコンテストもあるようなので参考にしてみてください。
最後にこちらはイベントで配られた「BlueMix」カクテルですw