AR対応したUS版 IKEA 2013 カタログを試してみた
先日紹介したIKEAがAR対応したカタログをリリースするという話、
米国のほうでは先行しているという情報があったのでアプリをダウンロードしてほんの一部ですが試してみたので簡単にご紹介しておきます。
カタログの中身についてはこちらのサイトのほうからブラウザでも閲覧可能で、画面越しでも反応してくれるかな?と思ったのですが、残念ながら私の環境ですと紙に印刷してからじゃないと反応思わしくありませんでした。
これ全部チェックしようとすると凄い時間が必要そうなので、今日はタイプが違う3つのコンテンツをご紹介したいと思います。
最初はレイアウトサンプルが出てくるタイプ、同じ部屋でインテリアコーディネートのパターンをその場で楽しむ事ができるARですね
次は家具の中が透けて見えるタイプ、X線機能って紹介していた奴だと思います。
最後は映像を利用しながら商品パリエーションを紹介しているページです。
X線機能で紹介している物は別として、Webのカタログの中でもコーディネート系のバリエーションが楽しめる工夫はされていて、それぞれのページを開くとエクストラコンテンツの有無は表示してくれるようになっています。
このAR対応のカタログ、Webで扱える情報がどんどんマルチメディア化してリッチになっていた訳ですが、これを見るにはユーザにPCの前に座ってもらう事が必要だった訳ですが、スマホというデバイスが浸透してくれた事で、様々な場所でこのようなリッチな情報に触れることができ、商品購入や情報収集の参考にする事ができる時代が普通になった表れだと思います。
ARカタログの導入にはアプリのダウンロードが必要というハードルあるのですが、結局はユーザがダウロードしたいと思わせるブランド力や、商品・サービスの魅力があるか、無いかの問題な気がします。
手前味噌で恐縮ですが、eBookProではaurasmaを利用した紙面AR化についてはすでに複数の実績を持っており、これらの経験を踏まえて申し上げますと、
オリジナルアプリのリリースにはそれなりのコストが必要になりますが、紙面のAR化と、そのチャネルを通販と結びつけるアプローチを実現させるなら費用はかなり安価なところから始められる状況で、今日IKEAの事例で紹介してるような内容も問題なのは、いかに購買意欲を刺激するコンテンツを見せられるかです。
雑誌の場合、誌面からの流入数が明確になってしまう事が逆に怖リスクという場合もありますが、通販カタログについてはそこから購入に繋げるのが使命ですから、AR化のコストとそこからの売上が投資に見合うかどうかをそれぞれの会社さんが見極めていく話になるだろうと思っています。
参考サイト