Appleは、iBooks For PCを何時リリースするのか?
ePub制作を色々試行錯誤している中で、知的生産活動の中で電子書籍としてePubをiBooksなりWebサイト、ポッドキャスト経由で入手したものを活用する場合、やはり引用したりしてブログなり書籍の原稿作成時に利用する事は容易に想像できるので、自分がiBooksでマーキングしたりブックマークした情報が原稿執筆するマシンで利用できない事に現状不満を感じていまして、
電子書籍リーダーというネーミングがその利用イメージを非常に限定的なモノにしてしまう…という指摘を猪子さんがされてましたけど、
iPhoneなりiPadにおいても読書の場面だけでなく、その情報なり得られた知識の再生産の場面で活躍するには、それがPCだけとは限らないのだとは思いますが、原稿を作成するところでそれらの知識に横断的にアクセスできないと辛いものがあるというか、もったいないですよね。
ちなみにePubからMOBi変換したファイルで実験してみたところ、Kindle For PCではハイライト表示とノートの追加は出来ますが、テキストのコピーは出来ないので基本的に状況変わらずって感じですが、
これをFirefoxのEPUBReaderを使うとEvernoteのアドオンが利用できるので、こんな感じで自分が気になった箇所を選択してEvernoteに転送することで
ページタイトルとファイルのURL、そして選択箇所のテキストが保存されるので、これはそれなりに重宝してくれそう。ただPC側でこの箇所をピンポイントで参照しようとした場合の手立てが無いのでこの辺はEPUBReaderの機能強化に期待ってとこでしょうかね。
書棚としての管理という点では、calibreがiTunesで同期しているマーキングとブックマークの情報を利用できるようになるとこれまた利便性が高まりそうですが、
これから先ePubで情報蓄積が増えてくる場合、リーダー機能をEvernoteが実装しちゃったら凄い事になりそうな感じがしてる今日この頃ですが、
果たしてAppleは、iBooks For PCを何時リリースするのでしょうかね?
PDFの電子ファイル形式はすでに利用しているのでePubなりその他の形式での電子書籍化に消極的な意見をお聞きする機会もあるのですが、本を読んで何かしらのアウトプットをしていきたいと考える読者にとっては、こういう観点も大事だと出版社、著者者の方には是非感じていただきたいと思います。
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