電子書籍による紙駆逐の話題が熱いようだが、撮影現場では1眼レフでの動画撮影は好き嫌いがハッキリ分かれたみたい
電子書籍が一般化したら印刷会社は刷る仕事が激減してさぞかし慌てるというか焦るだろうな~と思っていました。
先日上場印刷会社の同年代の方と新橋でおしゃべりする機会がありまして、書籍の印刷だけに頼り切っているところはそうかもしれないけど…的なお話になって、あまり詳しくは書けませんけど、電子書籍が普及して苦しくなるのはやはり旧来のコンテンツの利用権についてちゃんと契約が結べていない出版社になるのかな…と思ったりして。
あと音楽を聴くという行為はいつもそこには電力が必要なんですけど、自転車とバイクじゃないですが、紙はいわば電気がいらない自転車で、電子書籍リーダーとかは燃料なり電気がいるバイクや車と同じで、業態の変化という観点ではCD購入がオンラインいシフトした例は確かに参考にはなるのだろうけど、自転車とバイクと車的な比較のほうがもしかしてモデルとしては参考になるのかな?なんてふと思いました。
ただし時代の波は確実に現場にも届いており、この写真はわたしの製作現場ではありませんが、たぶん次回プロデュースするDVDの映像撮影はこの手の1眼レフカメラで撮影することになりそうです。
撮影監督さんからお聞きしたところとして、レンズが安価で多様なものが使えるので、映像の雰囲気重視のプロモーションビデオとかはこの手法がかなり浸透するかもしれない…とのこと。
ただし動画のためだけに操作性が考えられているわけではないので、即応性を求められる撮影ではやはり従来型のハンディカメラのほうが使い勝手が圧倒的に良いというお話で、やる仕事の種別によって好き嫌いというか、向き・不向きが割とはっきり出てきているようですね。
こうやって映像(動画)の撮影が昔であれば静止画を撮るカメラで行われてしまうなんて、想像できない時代もあった訳ですが、何がどう進化するのかほんとに分からない時代だよな~と、そして紙の本は資源が枯渇しない限りは生き残るとして、「電子書籍」という新しいメディアがキンドルとiPadの登場でそれが市民権を得たのが2010年だった…というような歴史の一コマなの?とか思った今日の現場でございました。