専業主婦の子育ては2億以上の機会損失、だから自分の妻を「集金マシン」変えるのですか?
共稼ぎが普通な時代になってそれなりの年数が経過しているような気がしますけど、内閣府男女共同参画局の「2009年版男女共同参画白書」において「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」といった考え方を20代の女性の36.6%もの人たちが賛成+どちらかと言えば賛成なのだそうです。
夫婦共稼ぎの選択はイマドキとしては一般的な選択だと思うですが、これを「専業主婦の子育て」は2億円以上の機会損失だから働き続けないと損だ!という考えで奥さんに社会人生活を続けることを頼む旦那がいるかというとちょっと疑問w
こちらのプレジデントの記事はフィナンシャルプランナーの方が書かれているものなので、職業分野としてこういう分析になるのは当然の事かと思うのですが、ほんと凄いタイトルですよね(苦笑)
ちなみに文末の
専業主婦になれば約2億3500万円、子供が小学生になってからの再就職でも約8000万円の機会損失。子育ての最中は実感できないかもしれないが、子供が成長して教育資金が必要になる10年、20年後、あるいは老後に、選択の結果を知ることになるだろう。
老後の公的年金も、妻が正社員を続けた場合は受け取る厚生年金額が増える。子育てを損得だけで考えることは間違いだが、今の時代、専業主婦は2億3500万円以上の損失を被る覚悟ができる世帯にのみ許された贅沢といえるのかもしれない。
↑自分の奥さんに、老後の時点で専業主婦になったことでこんだけ損しただから!と叱責なんかされた日にはもう辛いとかそういう話ではないよな…と(苦笑)
まあ、共稼を選択する時点で旦那のほうが「君が働かないと2億の損だから…」という話をした時点で離婚される家庭もあるような気がしないでもないのですが、これは私の思い過ごしですかねw
ちなみにこの記事を掲載しているプレジデントではこのほかにも刺激的なタイトルの記事がありまして、それはどんなのかというと、
「専業主婦」を「集金マシン」に変えるコツ【1】
高収入でも危機感!妻を戦力化する方法「専業主婦」を「集金マシン」に変えるコツ【2】
妻が仕事を持つと変わる夫婦の力関係
う~~む、こんだけ刺激的なタイトルならきっと沢山の人が見てサイトトラフィックを稼ぐという点では役割果たしているのでしょうけど、実際のところ自分の妻を「集金マシン」という単語で表現する時点でなんかヤバくないか?と感じつつ、
「愛想づかしも金から起きる」なんて諺思い出しつつ、あまりに人生設計を損得勘定で捉えてしまい、それが原因で愛想を尽かされないようにしたほうが良いのでは?と思ったのでした。
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