何事「好い加減」ってものが重要
マクドナルドのさくら騒ぎのエントリーにJRXさんからコメントをいただいたのですが、ちょっと思案したくて少し時間を置いて考えてみました。
わたしにとっての考え事のスイッチを押してくれたのは以下の
昨今、「コンプライアンス」に厳しくなり、
イカサマ商売が通用しなくなりつつあることは
歓迎すべきことだと思ってはいるのですが。。。
なんと言うか、世の中が、ものすごく「清潔好き」で
「潔癖症」になり、今後はさらにそれが加速すると
予想される中、確実に失われてしまうものがある
と思うと恐ろしいのです。
↑この部分、潔癖症になって失われるもの、、、確かにそうなんですよね。
これっていわゆるバカデモクラの方にも通じる話になっていくのだと思うんですけど、芸能人とかアーティスト、ミュージシャンと言われる人たちにも豪快な方々が多く居ていろいろな逸話が残っていたりしますよね、
イマドキは社会ルールを逸脱したような事をしていればすぐに叩かれてしまったりする訳ですけれど、レコード会社の人とかも「イマドキの若い子はほんと性格が素直で、礼儀正しいのが多いんだよね」という表現で、その個性の無さを嘆いているケースがあったりして、どうも相反する側面を今回のエントリとは別のところでも感じることが多かったんです。
これとは違う分野で、つい先日まで悪徳詐欺商法に関する消費者教育映像のプロデュースをやっていたのですが、こちらの場合は老人を相手にクレジット契約の盲点をついて、本当に「卑劣」という言葉がピッタリという極悪な商売している人たちもいて、こういう人たちからお年寄りを守ろうと思うとどうしても潔癖なところに向かわざる得ない状況もあるよな、、、と思っています。
こうやって両面を眺めてみた場合に、どちらの例においても古き良き時代の感覚ではすでに追いつけないことが多く、今の時代においての教育と自分自身で判断する事の重要性をやはりここでも感じるのです。(子供やお年寄りの保護という観点でどういう方策があるのかは今回ここでは触れません)
元のエントリにコメントいただいてからレスポンスをアウトプットするのに数日を要してしまったのは、自分の会社も何事商売においては儲けが出なければ存続していけない訳ですし、コンペとなれば競合会社よりも優れた点をアピールしなければ仕事を得ることは出来ません。
イカサマ商売は論外として、仕事を得るためにあまりに潔癖でも立ち行かないでしょうし、逆に不潔・鈍感なのも問題で、何事「好い加減」ってものが重要ってことを再認識。自分の間尺に合わないことろで商売する必要が出てきたら、そこからは撤退する覚悟も必要なんだよな、、、と結構深いことろまで思案をしてしまったからなのでした(苦笑)
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