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子供も高齢者もキレまくりの日本

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最近の子供は切れやすい…いえいえお年寄りもキレてるらしいです…

高齢者の粗暴事件が東北で多発している。宮城県で2007年に摘発された65歳以上の人は38人で、3人だった1997年の12.7倍に増えた。ほかの県も90年代の最高12倍に増加している。お年寄りの粗暴犯は全国的に増えていて、専門家は「核家族化で老人が孤立し、不満をぶつけられずにイライラを募らせているのではないか」とみている。

これって、昔の大家族時代は誰かがはけ口の対象になってたので何とかなってたって事ですよね(苦笑

自治体の窓口に言い掛かりに近いクレームを言う高齢者も目立つ。宮城県の話では、県政相談室で2時間近く質問を続けたり、10年以上前の事案の回答を求めたりするお年寄りがいるという。

 高齢者の粗暴犯の増加は全国的な傾向で、2008年版の犯罪白書は「高齢者だからといって良識をわきまえているわけでなく、社会生活の中で高齢者を指導、教育する方策を考えるべきだ」と指摘している。

結局イマドキの若者批判するのは簡単だけど結局人間それぞれの抱える問題という非常に斬り込み方としては良いですよね、これ。

仙台市健康福祉事業団の湯村和彦シルバーセンター事業課長は「不況と核家族化で、一人暮らしで生活苦の高齢者が増えたことが原因。話し相手がおらず、リストラなどの不満がたまって暴発したのではないか。高齢者に孤立感を味わわせず、社会参画を促す仕組みが必要だ」と訴えている。

不満をぶつけられずにイライラを募らせているという観点での解決策にはなりませんが、『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』 とかをその辺関連の書籍を読むと、一度メインストリートから外れてしまった人が社会に復帰していく中でその接点確保という点においてネットは重要な役割を果たすことが出来るって事が見えてきたりしますが、お年寄りの場合はどういう接点確保が有効なんでしょうね?

先日雑誌で老人ホームに犬が同居していて痴呆症の老人の方が犬と触れ合ううちに症状が徐々にではあるが改善している傾向が見受けられる…という記事を見かけたのですが、人間といわずこういった動物との触れあいでも癒されることってありますよね。

ウチの母親の場合、調子の好不調の波があり、あんまり良くないほうに傾くと同じ用件で電話が繰り返しあったりするので、不満蓄積とか孤独感も当然要因としてはあるでしょうが、まずは体調が安定しているって事がポイントなような気がします。

ただ感心するのは、83歳で田舎に一人暮らしをしていて、この2年の間に2回も手術してリハビリとかをしているんですよね、、、うちの母親。

この生活力の強さはやはり戦争経験(従軍看護婦として太平洋戦争の経験あり)がある事と無縁ではないような気がすると、カミさんとすこし前に話しをしたのを思い出しました。

最後に、子供が切れやすいのはジャンクフードやスナック菓子等の食べ物のせいみたいな話は良く見聞きしますが、今回の高齢者の場合はどっちの要因が主体になるのか?もしくは複合的なものなのか、専門家の方には是非調査していただきたいと思ったのでした。

子供も高齢者も切れやすく、学生・社会人は出る杭が叩かれないように、鳴りを潜める社会体質の日本…やばくないですか?

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